
山梨学院大学・山梨学院短期大学の学園祭「樹徳祭」が10月29日から31日までの3日間、甲府市酒折の酒折キャンパスで開催されている。「樹徳祭」という名称は、山梨学院の建学の精神の「樹徳観」に由来し、今年で41回目を数え、今年のメインテーマは「発進」。新しく力強く前へ進みだすという意味を強く打ち出すため、前向きで素直な強い気持ちを漢字2文字に表した。樹徳祭開催期間中は、各クラブやサークルの模擬店を始め、ゼミなどの研究発表、学部主催の教育講演会、人気芸人によるお笑いライブなどが行われる。また、今年は、「地域発信!!ふれあいヴァンフォーレ!」と題し、ヴァンフォーレ甲府の選手によるサイン会・握手会・写真撮影会が行われる予定。各種イベントは地域の人々にも参加可能で、学生と地域の熱い情熱が酒折キャンパスで花開く。
樹徳祭開催の前日は、大雨で準備もままならなかった。日中の気温も9度前後と1月上旬の寒さとなった。初日も雨の影響が懸念されたが、開祭式を迎えた 11時には気温も15度となり、日差しも時折のぞき、樹徳祭実行委員会も一安心。開祭式で樹徳祭実行委員会の
新津将幸委員長はメインテーマの発進の意味を説明し「樹徳祭が来場した全ての人が未来へと発進する糧となると嬉しいです」と語った。また、山梨学院を代表し
込山芳行学生センター長が「台風が気になります。イベントが大成功するかは天候次第です。来場する全ての人に感謝の気持ちを表し、お互いが感動を分かち合える温かい3日間にしてください」と述べた。この後、新津委員長による"開祭宣言"と打ち上げ花火により、第41回樹徳祭がスタートした。
初日の29日には、山梨学院幼稚園の園児たちもキャンパスを訪れ、チアリーダーの演技を鑑賞したり、警察展示のパトカーや白バイを見学した。模擬店では、各クラブやサークルが呼び込みや盛り付けに趣向を凝らし出展。県人会組織の活動も活発で、長野県人会は信州特産のそばや栗おこわ、おやきを販売。韓国人留学生が組織する韓人会は韓国料理のチヂミやホトクを販売し、中国留学生学誘拐は水餃子を販売した。また、ゼミ室では、文化系サークルによる作品展示やゼミの研究発表なども行われた。
模擬店や展示は、3日間通して行われ、30日には旧増穂町出身で山梨県人会連合会長代行の志村司郎氏を講師に「ふるさとやまなし講演会」も予定されている。大学現代ビジネス学部・経営情報学部主催でテーマは『一道に秀でる』。入場は無料、メモリアルホールで13時30分開演。また、「地域発信!!ふれあいヴァンフォーレ!」と題し、ヴァンフォーレ甲府の選手によるサイン会・握手会・写真撮影会が行われる予定。さらに、沖縄県人会による琉球舞踊のエイサーも披露される。
31日には、メモリアルホールで山梨人形劇フェスティバルが行われるほか、よしもとクリエイティブエージェンシー所属の芸人によるお笑いステージも予定される。その他イベント内容等詳しくは、
第41回樹徳祭ホームページへ。(Y.Y)
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