山梨学院パブリシティセンター
● 関東大学女子バスケットボールリーグ戦
〜創部3年目の山学大女子1部2部入れ替え戦に初挑戦〜
〜1部の壁厚く専修大に敗退、最短昇格ならず2部残留〜

第60回記念関東大学女子バスケットボールリーグ戦は10月30日、埼玉県戸田市スポーツセンターで1部−2部、2部−3部、3部−4部それぞれの入れ替え戦を行った。創部3年目ながら2部優勝を果たした山梨学院大女子は、1部昇格を目指し1部8位の専修大と対戦した。試合は互いに点を取り合う激しい戦いとな り、第3ピリオド前半では山学大が一時リードしたが、第3ピリオド後半の悪い流れの時間帯5分間に一気に13連続得点を奪われたことが致命傷になり、それ以外の時間帯は対等以上の勝負を繰り広げたが、55−68の13点差で敗退、最短最速での1部昇格はならず2部残留が決まった。山学大は、17日に2部優勝したこと で11月22日から尼崎市で開催される全日本大学バスケットボール選手権の出場権を獲得した。悔しさを胸にチームは27人の心を一つにしてインカレベスト8以上を目指す。


山梨学院大女子バスケットボール部は、強化育成クラブとして3年前に誕生、初年度4部優勝、昨年3部優勝、今年度は16チームがA・B二つのブロックに分かれて9月に1次リーグを行い、10月の2次リーグで最終順位を決める2部リーグで戦った。"全員笑顔バスケットボール"で1年から3年の27人の心を一つにして2部優勝を飾り、優勝チームだけに与えられるインカレ出場権と、専修大との1部2部入れ替え戦出場権を獲得した。

入れ替え戦の緊張感のなかで、山学大女子は健闘した。長身センター15番陶雪亭(たお しゅえてぃん 2年 宮城明成 195cm)は、試合開始直後のポストプレーを始め、オフェンスとディフェンスの両方のゴール下で踏ん張りチームに得点と勇気をもたらした。ゲームリーダーの8番外村悠貴(3年 静岡商 17 0cm)は、外からの3ポイントシュートと気合でチームを牽引した。選手全員がそれぞれ果敢に専修大ゴールに迫ったが、1部校の当たりは激しく、シュートミスやパスミスを演じる場面も多く見られた。相手の専修大は、長身ながら3Pシュートを得意とする渋谷実菜子(2年 F)と小柄ながら果敢に飛び込む韮崎高出身の大柴早貴(2年 G)や新人の加藤夕貴(1年 G)が、勝負所の第3ピリオドで次々に確実に得点を挙げた。第4ピリオドはじっくり時間を使って攻める試合巧者振りを発揮、焦る山学大を振り切り1部残留を決めた。

第60回関東大学女子バスケットボールリーグ戦1部2部入れ替え戦
≪山梨学院大vs専修大≫(10/30)於戸田市スポーツセンター
● 山梨学院大 55
1P 15−17
2P 15−17
3P 12−19
4P 13−15
68 専修大 ○

三村亜生主将は「1部昇格が目標だったので、それが出来なくてすごく悔しい。点差が縮まった時に、自分たちの流れでやりきれなかったことが敗因だと思うので、もう一度一からやり直します」と悔し涙を流した。ゲームリーダーの外村悠貴選手は「リバウンドをチームの課題としてやってきたが、追いついたらホッとする悪いところが出てしまった。やるべきことをやらないで、やっちゃいけないことをやったから負けた。4年の時に全国一になりたいので、インカレはオールジャパンの出場権が得られるベスト8を目指します」と唇を噛み 締めた。梅嵜英毅監督は「ひっくり返したところまではよかったが、そのあと逆にミスから離されてしまった。フォワード陣は気負いすぎからリズムを狂わしたかな、パスミス、ファンブルミスが多すぎた。私の作戦・指導ミスです、選手はよくやった」初出場のインカレでは結果を出せるようにしたいと語った。試合後 、選手を集めた古屋光司部長は「3年生は卒業するまでに1部に昇格することが目標、力がまだ足りない1部は甘くないということだと思う。ここ一番で力が発揮できるように励み、インカレで今回の悔しさを晴らしてほしい」と涙を流す選手を励ました。

入れ替え戦の結果、専修大・白鴎大が1部残留、山学大・順天堂大は2部残留となった。2部−3部入れ替え戦は、3部だった横浜桐蔭大・国士舘大・関東学園大が2部に昇格、法政大は2部残留、逆に東海大・秋草短大・神奈川大は3部に降格・埼玉大3部残留となった。3部‐4部入れ替え戦は、帝京大・創価大が3部残 留、昭和女子大・東京大4部残留となった。(M.T)
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