山梨学院パブリシティセンター
●第12回山梨学院アルテア室内管弦楽団演奏会
〜モーツァルトの名曲を存分に堪能〜
〜芸術・文化の薫りがキャンパスに漂う〜

第12回山梨学院アルテア室内管弦楽団演奏会(主催・山梨学院大学)が11月9日、山梨学院メモリアルホールにおいて開催された。この演奏会は、今年で12回目を数え、キャンパスの木々が色付くこの時期に行われ、やまなし県民文化祭協賛事業として山梨県におけるクラッシック音楽の普及、向上に貢献している。今年はモーツァルト名曲特集として、「ヴァイオリンとヴィオラと管弦楽のための協奏交響曲」 変ホ長調 K.364や「ピアノ協奏曲第27番」 変ロ長調 K.595などが奏でられた。演奏会は昼の部と夜の部で構成され、昼の部では山梨学院小の1年生から6年生までの児童約370人が鑑賞し、東京フィルハーモニー交響楽団やNHK交響楽団などに所属する一流の演奏家らの発する旋律に耳を傾け、迫力ある演奏を肌で感じていた。夜の部では県内のクラッシック音楽ファンや地域の人々などがモーツァルトの世界を堪能し、休憩時間にはワインや日本酒、ソフトドリングを味わい、芸術の秋の贅沢なひとときを過ごした。
山梨学院アルテア室内管弦楽団は、この日のためだけに編成され、音楽ファンを魅了する豪華な顔触れとなっている。メンバーはいずれも東フィルやN響、東京交響楽団などに所属し、国内だけでなく海外などでも広く活躍しており、今年は38人で編成(内訳:指揮1人、ピアノ1人、ヴァイオリン15人、ヴィオラ5人、チェロ4人、コントラバス3人、クラリネット2人、オーボエ2人、フルート1人、ファゴット2人、ホルン2人)。山梨学院短期大学の白河和治教授がタクトを振り、三浦章広氏(東フィル・コンサートマスター)がコンサートマスターを務め 、青木篤子氏(東京交響楽団主席ヴィオラ奏者)がヴィオラソリストを、東 誠三氏(ピアニスト、東京藝術大学准教授)がピアノソリストを務めた。
演奏曲目は以下の5曲で、昼の部ではより多くの曲を鑑賞するため、曲によっては1楽章のみの短い編成で演奏された。(●印は昼の部のみ)
●モーツァルト作曲 「セレナード第13番」ト長調 K.525 <アイネ・クライネ・ナハトムジーク>
●モーツァルト作曲 「ホルン協奏曲第1番」ニ長調 K.412/514
◎モーツァルト作曲 「ヴァイオリンとヴィオラと管弦楽のための協奏交響曲」変ホ長調 K.364
◎モーツァルト作曲 「ピアノ協奏曲第27番」 変ロ長調 K.595 
◎モーツァルト作曲 「交響曲第40番」 ト短調 K.550

昼の部では、山梨学院小の児童のためだけに、夜の部では演奏されない「セレナード第13番」 ト長調 K.525 <アイネ・クライネ・ナハトムジーク>と「ホルン協奏曲 第1番」 ニ長調K.412/514が演奏された。アイネ・クライネ・ナハトムジークは、モーツァルトのセレナーデの中でも特に有名な作品。テレビやCMでも多く流れ子どもたちも耳にしたことはあり、生で聴く弦楽器の迫力あるハーモニーを体全体で感じていた。また、ホルン協奏曲では、磯部保彦氏(東フィルホルン主席奏者)がソリストを務め、子どもたちはホルン独特のやわらかい音色と牧歌のような旋律を味わっていた。5曲の演奏後には代表児童から「素敵な演奏をありがとうございました。私たちはこの日をずっと楽しみにしていたので、今日こうして素敵な演奏を聴くことができて、とても感動しました。今日聞いた曲の中でホルン協奏曲がとても心に残りました。気持ちがふわっと明るくなりました。今日の経験を日頃の音楽活動や今取り組んでいるオクトーバープロジェクトに活かしていきたいと思います。またこのような機会があったら嬉しいです」とお礼が述べられた。また、楽団メンバーへの質問コーナーでは、子どもたちから楽器の大きさや練習時間、指揮者の役割などの質問が挙げられ、メンバーらは一つ一つ丁寧に答えていた。夜の部では、県内のクラッシック音楽ファンや地域の人々などがモーツァルトの世界を堪能し、休憩時間には県内産のワインや日本酒、ソフトドリンクを味わい、芸術の秋の贅沢なひとときを過ごした。(Y.Y)
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