山梨学院パブリシティセンター
●全国高校サッカー選手権山梨県大会 準決勝
~山梨学院高が帝京第三高を3対0で完封~
~"全国"の舞台まであと1勝、決勝は山学VS航空~

第89回全国高校サッカー選手権大会山梨県大会は11月21日、甲府・小瀬陸上競技場で準決勝2試合を行なった。第1シードの山梨学院高校は4年振りの全国出場を目指す第4シード・帝京第三高校と対戦した。山梨学院は、序盤から積極的に相手陣内に攻め入るも、チャンスを活かせず帝京第三と一進一退の攻防が続いた。前半38分にFW加部未蘭がドリブルで抜け出し、MF長谷川紫貴へ送り、長谷川が落ち着いてゴール右隅にシュート。山梨学院が先制し、1対0で前半を折り返した。後半に入り、8分にはMF堤建太が2点目を、18分にはMF白崎凌兵が3点目をあげ、3対0と帝三を突き放す。帝三イレブンも再三、山学ゴールを脅かすも、GK畠山睦を中心にディフェンス陣が耐え抜き、無失点。山学イレブンは帝三に3対0で勝利し、決勝戦に駒を進めた。全国への切符をかけた決勝戦は今月27日に甲府・小瀬陸上競技場で行なわれ、山学は、日大明誠を延長の末、2年連続決勝進出を決めた日本航空高 と午後1時05分から対戦する。


午前11時、気温12.5度、秋の強い日差しの中試合はスタートした。試合開始早々、帝京第三イレブンは果敢に山梨学院ゴールを脅かすが、山学DF陣が冷静に対応。山学イレブンは、ボールを奪うとキャプテンMF宮本龍を中心に、スピードのあるパスサッカーで帝三陣地に攻め入るもチャンスを活かしきれず。準決勝 の戦いとあって、互いに一歩も引かない一進一退の攻防が続き、辛抱の時間が続く。試合が動いたのは、前半38分、FW加部未蘭(3年)がドリブルで抜け出し、フリーのMF長谷川紫貴(3年)へパスを送り、これを長谷川が落ち着いてゴール右隅に決め山学が先制。応援席は沸き立ち、試合の流れは一気に山学ペースとなり前半を折り返す。後半に入っても、前半の良い流れを引き継ぎ、帝三陣内に攻め入り追加点を狙う。後半8分にはMF白崎凌兵(2年)が中盤付近でボールを奪い、ヒールパスでMF堤建太(3年)に送り、堤のシュートで2点目を奪う。後半18分には3点目をM F宮本のアシストでMF白崎が決め、3対0とし帝三を突き放す。後半35分過ぎからは、帝三が最後の反撃に出るも、山学イレブン全員が一体となり猛攻をしのぎ試合終了。山梨学院が2年連続で決勝進出を決めた。

第89回全国高校サッカー選手権山梨県大会 準々決勝
≪山梨学院高vs帝京第三高≫(11/21) 於 甲府・小瀬陸上競技場
○ 山梨学院高 3
前半 1−0
後半 2−0
0 帝京第三高 ●
得点 長谷川紫貴、堤建太、白崎凌兵

試合後、宮本龍主将は「今日は選手全員が"勝ちたい"という気持ちが前に出ていて良かった。誰が出場しても0点で相手をおさえられるのは大きい。自分自身、最後に疲れがたまり、思うように動けなかったのでチームとして支えられるように次は頑張りたい」と語った。今日のゲーム内容について吉永一明監督は「今までで一番良いゲームができた。選手の中には、相手(帝三)に苦手意識があるものもいたが、相手を意識して自分たちの戦いで負けないように、もう一回自分たちを見つめ直すところからはじめた。メンタルは、自分たちの手で変えることができるので、自分たちの手で切り開くことを強調 して行った」と述べた。横森巧総監督は「チーム全体が危機感を持ってゲームに入れた。選手各自が自分の良さを必死に出そうとしていたのが良かった。今日は安心してゲームを見ていられた」と試合を評した。

"全国"まであと一勝。山梨県代表が決まる決勝戦は、11月27日(土)に甲府・小瀬陸上競技場で午後1時05分から行われる。山梨学院は、2年連続2度目の選手権出場、日本一連覇を目指し、日本航空と対戦する。(Y.Y)
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