山梨学院パブリシティセンター
●ラグビー関東大学リーグ戦
〜山学ラグビー5年ぶり1部2部入替え戦進出〜
〜最終戦で国学院大を圧倒93−0完封勝利〜

ラグビー関東大学リーグ戦グループは11月28日、リーグ最終戦を行った。2部リーグの山梨学院大は、地元山梨・御勅使南公園ラグビー場で国学院大と対戦した。今シーズンの山学大は、この5年間一度も勝てなかった埼玉工業大を39−0で破るなどフォワードとバックス一体となった分厚い攻撃で進撃、5勝1 敗の好成績で最終戦を向かえた。一方、対戦相手の国学院大は2勝4敗5位の成績。両チームの力の差は、試合前の予想以上に大きな開きがあった。山学大はフォワードがモールで押し込みトライを奪うなど終始国学院を圧倒、15トライを決め、相手には1トライも与えない鉄壁の守備で93−0と完封した。この結果、山学大は 6勝1敗で立正大に次ぐ2部2位となり、5年ぶりに1部2部入れ替え戦に出場することになった。12月11日に埼玉・熊谷ラグビー場で1部7位の法政大と7年ぶりの1部復帰を賭けて対戦する。


午後2時の試合開始と同時に山梨学院が主導権を握った。開始1分、国学院陣深くに攻め込み、マイボールラインアウトのボールをモールで押し込み、ナンバー8の留学生マーフィー・レイルア(3年 ニュージーランド)がトライを奪って先制した。レイルアは15分・18分に連続トライを決めるなどこの日4トライを奪ったほか、相手にパスをカットされ、唯一独走を許した大ピンチを渾身のタックルで防ぐなど攻守に大活躍した。前半20分には自陣10mのラックから展開、フッカーながら俊足FWの新井幸輝(3年 市立船橋)がライン参加して敵陣に持ち込み、最後はウイングの樋口直登(4年 花咲徳栄)が飛び込んでトライ、前半の半分を終わった段階で24−0としてほぼ勝利を確定させた。あとは得点を重ねるだけだった。主将の松永積俊(4年 広島工)、フランカー川田涼(3年 明和県央)、ロック八槻英翔(3年 秋田中央)、ウイング後藤輝也(1年 桂)らが次々に15トライを奪い、3度あったピンチはゴールライン目前で押し返し零封。予想以上の一方的試合展開、終わってみたら93−0の完勝となった。

今季の2部リーグは、山学大の他、埼玉工大、立正大、国学院大、専修大、東洋大と3部から昇格して来た玉川大と朝鮮大の8校によって争われた。山学大は初戦の東洋大○61- 0、第2戦専修大○32- 7、第3戦朝鮮大○71- 8、第4戦玉川大○100-0、第5戦立正大●17-30、第6戦埼玉工大○39- 0、最終第7戦国学院大○93- 0、7試合のうち4試合で相手を零封、破壊力抜群の攻撃力だけでなく鉄壁の守備力で6勝1敗勝ち点25の成績でリーグ戦を終えた。7戦全勝の立正大に次ぐ2位となり、5年ぶりの1部2部入れ替え戦出場を決めた。

平成22年度関東大学リーグ戦グループ2部 最終戦
山梨学院大vs国学院大 (11/28) 於 御勅使南ラグビー場
山梨学院大 ○
93
前半52−0
後半41−0
● 国学院大

松永積俊主将(4年 広島工)「立正大に負けてその日は沈み込んだが、翌日に目が覚めました。皆の気持が、なんとしても1部に昇格するんだという気持に変わりました。今年のチームは、春先からコンタクト力の向上に取り組み、ゴール目前の守備でも当たり負けしない力を付けてきました。目標は入れ替え戦出場ではなく、1部に昇格することです」。吉田浩二監督「力の差はあると思っていたが、相手は一発勝負に賭けてきた。3度攻められたが、しっかり凌いで0点に抑えてくれた。フォワードとバックスが連携してよく頑張ってくれた。5年ぶりの入れ替え戦は、得失点差で1部7位となった法政大と対戦することになった。当然厳し い試合になるが、チームは良い形に仕上がっている、今日のような試合をすれば勝てる」。

山学ラグビーは、12月11日埼玉・熊谷ラグビー場で、2003年以来7年ぶりの1部復帰を賭けて法政大と対決する。選手も指揮官も、その胸の炎を熱く燃やし、戦場に向かう。 (M.I)
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