山梨学院パブリシティセンター
●第3回「甲府検定」出題始まる
〜松本武彦ゼミ生が3年連続ご当地検定を作成〜
〜インターネット上で出題・解答・認定証発行〜

山梨学院大学松本武彦ゼミは12月20日、「第3回甲府検定」を21日午前0時からWeb上で開始すると記者発表した。"甲府検定"は、2年前の松本ゼミ生が始めたインターネットご当地検定。出題・解答・解説・認定証発行を全てWeb上で行う学生考案のユニーク検定として評判を呼び、2年目の昨年度は、初 年度の2倍以上の353件の受検数があった。21日からの「第3回甲府検定」は今年度のゼミ生7人(山梨出身学生5人・中国人留学生2人)が出題を担当、歴史書・観光資料などを参照しながらフィールド活動を行い、初級問題20問、中級問題20問を作成した。ホームページ上で1月20日まで1か月間出題され、1月21 日に解答・解説が発表される。出題・認定証発行作業などWebシステムについては、経営情報学部伊藤栄一郎研究室が担当する。第3回検定では、新たな試みとして2人の中国人留学生の視点から見た、中国語版の山梨の自然・歴史・グルメ・ショッピング紹介ページも登場する。


このユニーク検定は、4年前の松本武彦ゼミ(総合教育基礎セミナー)の学生がご当地検定ブームの中で「大学がある甲府市のことを楽しみながら知ろう」と発案したのが原点。2年前のゼミ生が研究成果を「第1回甲府検定」として発表、昨年度に「第2回甲府検定」を実施、今年度のゼミ生7人がゼミ伝統のスタイル を引き継ぎ「第3回甲府検定」を企画作成した。7人は歴史・観光資料から調べを始め、インターネットなどで知識を広げ、フィールドワークで甲府市街や昇仙峡を訪ね、出題文を作成した」。

出題内容は「第5回B−1グランプリin厚木でご当地グルメ全国1位になった食品は何?」など初級問題編20問、「甲府のパワースポット武田神社境内の「三葉の松」、授けられるパワーに関係するのはどれ?」など中級問題編20問。HPにアクセスした人が初級か中級かを選択してそのままウェブで回答すること が出来る三択方式。出題の三分の一は今年度の学生が考えた問題、三分の一は前年ゼミからの引き継ぎ、残りの三分の一は地域やジャンルを案分して出題された。また今回は、2人の中国人留学生の視点から見た、中国語で山梨県と甲府市の自然・歴史・グルメ・ショッピング情報などについて紹介するページも作成された。

出題に当たった学生の一人経営情報学部4年の小林佑輔さんは「戦国時代の歴史が好きで、戦国についてはある程度知っていたが、それ以外の時代のことや、自分が生まれ育った甲府のことを良く知らないことが分かり、とても勉強になりました。また、中国人留学生の視点が全然違うことを知り、互いに意見を出し合い議論を重ねて問題 作成に当たりました」色々な面で視野を広げることができたと語った。問題作成と中国語ページの作成に当たった留学生の一人経営情報学部4年の許 耀文さんは「中国人の先輩から面白い試みをしていると聞いてゼミに参加しました。自分は富士山のことぐらいしか知らなくて、甲府のことも山梨のことも、ほとんど知らなかったですが、昇仙峡に行って問題を作りました、とても勉強になりました」と語り、中国語で山梨・甲府を紹介 するページについて「日本と中国が平和的に共存する隣人として、お互いに理解し信頼できる関係であってほしいと願っています。その第一歩として、願いを込めて、中国語による紹介ページを企画しました」最近の日中関係に心を痛めていると語った。指導に当たる松本武彦教授は「研究・学習活動の社会還元を通じて、学生が研究・学習の社会的意義を実感する機会と捉えて取り組んでいますが、出題者の学生たちは、甲府検定によって、実は、受検者よりもより多くの貴重なものを得ています」と話している。

「第3回甲府検定」の出題は1月20日まで続けられ、1月21日から解答・解説編がアップされる。回答を寄せた人にネット上で認定証を発行するほか、希望者にはカード型認定証が発行される。インターネット検索キーワードは「第3回甲府検定」(アドレスhttp://itolab.com/kofu/)。(M.I)
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