山梨学院パブリシティセンター
●「地域情報とメディア」CM企画・制作発表会
〜若者の感性がキラリと光る作品が完成〜
〜自分たちの想いを15秒に詰め込む〜

山梨学院大学「地域情報とメディア」の学生CM企画・制作発表会が1月27日、大学キャンパス内のシーズシアターで行われた。この科目は、学生が物事の表現方法や企画力、想像(創造)力を学び地域情報やメディアの役割、意義などを考え、学生自らが番組やCMを制作し発信する全国でも珍しい授業。講師を務める現代ビジネス学部の杉山平和講師は、以前山梨県内のマスメディアでドキュメンタリー番組などを手がけた情報発信の専門家。授業では、学生がアイディアの視点や醸成方法を学び、知識や情報をアウトプットする力を培い、CMの企画や絵コンテ、撮影、編集などを行った。この日は制作した映像を学内の関係者に発表し、CMを制作する上でのコンセプトや視点、苦労した点をプレゼンし、実際に制作したCMを発表した。コンセプトのプレゼンでは、随所に学生の若い感性が見て取れ、ユニークなシーンでは笑いも起き、CM発表後は大きな拍手に包まれた。


「地域情報とメディア」は、2年次から開講される専門教育科目。小中学校、高校で蓄積・インプットされた知識や体験をアウトプットできるよう想像(創造)力を培う授業。また、地域社会や情報とは何かということを学ぶと共に、実際に学生が番組づくりやCMづくりを行い、実践力、プレゼン能力を培っている。学生たちは、9月からCM制作の準備に入り、企画から絵コンテ、撮影、編集などをグループで取り組み、約5ヶ月の期間をかけ、1つの作品を作り上げた。今年度は4グループで作品づくりに取り組み、それぞれが若い感性で発想・熟考した情報を伝えたい対象や全体のCMコンセプトをもとに絵コンテやキャッチコピーを決め、それに沿って撮影や録音を行った。あるグループでは、チリのサンホセ鉱山落盤事故や自分たちのグループで苦心した点を例に挙げ、「ことば」の持つ力や大切さを感じ、表現することの難しさを発表した。

1年間指導してきた杉山平和講師は、「今の時代はインプットが優先されていて、社会はアウトプットされなければ変化がおきないため、アウトプットすることが求められている。インプットした小中学校からの知識や体験や経験をどんな形でアウトプットできるのか、たった15秒のCM表現でどんなことが盛り込めることができるか 自分が考えていることをどのように表わして人に伝えていくかが重要で、今後社会に出て行く若い人たちに期待されている部分でもあります」と想像(創造)することの意義や表現することの大切さを語った。

全てのCMを見終わった古屋忠彦学長は「全てのCMに驚きや面白さがあって良かった。ここで得た教訓、仲間との経験を有効に使って将来に役立ててほしい。映像時代、コンピュータ時代のこういう時代に自分が自分でなくならないようにもっともっと感性を磨いてもらいたい」と講評を述べた。

発表会終了後には、受講学生から1年間指導した杉山講師に感謝の言葉が述べられ、学生の感謝のコメントなどが書かれた色紙が贈られた。
文(Y.Y)、カメラ(平川大雪)
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