山梨学院パブリシティセンター
元気を出そうニッポン
〜山梨県サッカー協会がチャリティーイベント〜
〜山学大サッカー部の選手もイベントに協力〜

山梨県サッカー協会は、東日本大震災で被害を受けた被災地の人々や、山梨県に避難して来た被災者を励ますチャリティーサッカーイベント活動を始めた。第1回は、山梨学院和戸サッカー場を会場に"元気を出そうニッポンinやまなし"と銘打って3月26日に行われた。小中学生によるミニサッカーゲームやペナ ルティーキック大会などが行われ、山梨の子どもと福島から避難して来た子どもや保護者ら約300人が参加した。被害を受けた被災地の人々に山梨から元気を送り届けたい、避難して来た人達に運動して元気を出してもらいたい、という二つの思いから企画された。このイベントに山梨学院大サッカー部の選手たちが、子どもたち の相手役として参加協力した。県サッカー協会は、次回からは山梨に避難して来た被災者の人々にもっと数多く参加してもらい、一緒に運動して元気を出してもらうよう呼びかけることにしている。


被災者と避難者を励まそうという応援イベントは、最初に全員が震災犠牲者に黙祷を捧げて開催された。挨拶した山梨県サッカー協会の宮島雅展会長は「ただ縮こまっているだけでなく、運動をして元気を出すことで被災地に元気を与えられたらという思いでこのイベントが計画されました。避難して来た子どもたちも、我慢をしている人達に届くよう元気にプレーしてください」と参加した子どもたちに呼びかけた。
小学生向けミニゲームコーナー、中学生向け8対8ゲームコーナー、リフティングコーナー、PKコーナー、キックターゲットコーナーなどが設けられ、人工芝のグランドいっぱいに子どもたちの元気な声がこだました。山梨学院大サッカー部の35人の選手が、それぞれのコーナーで子どもたちの相手役を務めて一緒 にプレーした。PKコーナーでは、大学生のGKを相手にちびっ子たちが見事なPKを決めるシーンも見られた。チームの女子マネージャーは募金箱を持って災害募金への協力を呼びかけた。また、J1ヴァンフォーレ甲府も活動に協力、VFの練習ユニフォームやボール・グッズなどが提供された。
チームで参加したUスポーツクラブの中学生は「被災地の人たちは大変だと思うけれど頑張ってほしい。サッカーが好きな人もたくさんいると思う、元気が伝わってくれればと願っています、強く生きてほしい」とそれぞれ語った。県サッカー協会の渡辺玉彦専務理事は「日本中の人々が思いをひとつにすることが大切だと急遽計画しました。山梨に避難して来る方がたくさんいらっしゃると思います。我々はどういう協力が出来るのか、楽しむ環境を作ってあげることもひとつの役割だと思います。もっと充実させて2回3回と輪を広げて生きたい」と話して いる。
文(M.T) カメラ(平川大雪)

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