山梨学院パブリシティセンター
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東日本大震災チャリティー記録会
〜山梨学院大陸上部が企画・主催〜
〜山梨から被災地に元気を届ける!!〜
東日本大震災の災害復興支援を目的としたチャリティー記録会が4月9日、山梨学院「川田未来の森」運動公園陸上競技場で行われた。山梨学院大陸上競技部が企画・主催し、男女合わせて12競技が行われたほか、チャリティーウオークも開催された。山梨県内の小中高生をはじめ、大学生など約150人が競技を行い、これに近隣住民、山学大の各クラブの学生などを加えた総勢約500人がチャリティーウオークに参加した。参加者らは胸に「がんばろう日本」「心はひとつ」などと書かれた被災地へのメッセージを貼り付けて力いっぱい競技を行い、山梨から被災地に元気を発した。山学大陸上部には、家族が被災した部員や東北地方出身の部員がおり、自分たちで出来ることを模索し、寮の近隣店舗で支援物資の仕分け作業などを手伝ってきた。この日の参加費の全額と当日募金で集まった総額12万7621円の義援金は山日YBS厚生文化事業団を通じ被災地に届けられる。
会場には「山梨から元気を!!」と書かれた
横断幕
が掲げられ、参加者らは胸に「がんばろう日本」「心はひとつ」「今こそ東北人の粘りを」などと書かれた被災地へのメッセージを貼り付けて競技に臨んだ。競技に先立ち、主催者を代表して山梨学院大陸上競技部の
飯島理彰コーチ
が「日にちが経つごとに被害の状況がテレビ等で伝えられ、見るたびに辛い気持ちになります。陸上部でも3年生の部員の実家が津波で流されるなど被害が出ています。本日は被災者に思いよ届けという気持ちで行いたいと思います。どうかこの競技場から力強いエールを届けてください。力強く走ることで思いは通じると思います」と語った。チャリティー記録会の企画に携わった
上北泰弘主務(4年)
は「陸上部には福島から来ている選手もいて、被害が身近なものとして伝わってきている。これまでに自分たちで何が出来るかを考え、支援物資の仕分け作業などを手伝いました。地震から1ヶ月経っても避難生活をしている方もおり、陸上が出来ることに感謝し、被災地に元気を届けたいと思います」と取材に答えた。
競技は午前11時からスタートし、男子6種目、女子6種目の計12種目に小学生から大人まで約150人が参加。当日は朝まで雨が降り続いていたが、競技開始時には天気も回復し、時折日が差すまでに。小学生の競技スタート時には胸につけた被災地へのメッセージを一人一人が大きな声で被災地に向かって発表した。陸上部員はゼッケンの配付や計測などの裏方に回り、競技を行う子どもたちに「頑張れ!!」「最後まで諦めるな!!」などと声援を送った。競技には、県内の陸上クラブや中高陸上部の部員だけでなく、山梨学院大の学生も参加した。現代ビジネス学部の
伊東洋晃ゼミ
はゼミ生に陸上部の部員がおり、その部員の呼びかけで11人が参加。ゼミ生の一人、矢巻駿介さん(3年)は「テレビ等で伝えられる被災地の惨状などを見ると同じ日本じゃないみたいで、最初は信じられなかった。みんなに笑顔が戻るようにきょうは一生懸命力いっぱい頑張ります」と力強く語った。また、ゼミ生に参加を呼びかけた陸上部の向光太郎選手(3年)は「陸上部でチャリティをやることになって、是非みんなにも協力して欲しくて呼びかけた。自分たちにほとんど被害はなかったが、被災地ではまだ日常生活を送れない人たちもいる。普通の毎日が送れることに幸せを感じ、きょうは一生懸命頑張りたい」と思いを述べた。
記録会の途中では、山梨学院チアリーダー部とダンス部の演技が披露され、力強い元気な演技で被災地にエールを送った。また、陸上競技場のトラックを1周するチャリティーウオークには、競技の参加者の他、会場に集まった保護者や近隣住民、山学大の陸上部、ラグビー部、ソフトボール部、バスケット部の部員など約500人が参加。「山梨から元気を!!」の横断幕を先頭に「笑顔」「輝く未来へ」「日本の力を信じて」などと書かれたプラカードも掲出し、参加者らは被災地に元気が届くよう力強く400mを完歩した。
この日の参加費全額と当日集まった募金の総額12万7621円は、山日YBS厚生文化事業団を通じ復興支援の義援金として被災地に届けられる。
文・カメラ(Y.Y)
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