山梨学院パブリシティセンター
関甲新学生野球春季リーグ戦
〜山梨学院大が作新学院大を10−5で下し先勝〜
〜リリーフ村山好投、代打飯島走者一掃3点打〜

平成23年度関甲新学生野球連盟リーグ戦は、東日本大震災の影響で、春季リーグの開催が危惧されたが、当初の予定通り4月2日に開幕され、16日に山梨学院『川田未来の森』運動公園野球場で、第3節第1戦の3試合が行われた。節電に協力し、第3試合がナイターになることを避け、第1試合の開始時間を1時間早 める措置が取られた。ホームの山梨学院大は、第3試合で、栃木・作新学院大と対戦した。この試合は、両チームのエースが共に不調、リリーフ陣の出来が試合を決める展開となった。山学リリーフ陣は、4回裏途中からリリーフした村山龍一が1失点の好投、最終回を山田祐也が三者凡退で締めた。また、山学打線は、同点で向か えた6回表に、代打飯島亮が満塁の走者を一掃する二塁打を放ち勝ち越し、8回に6番山内恭平が試合を決める3ランを放つなど打線が爆発、作新の5人の投手から計10点を奪い、10−5と打ち勝って先勝した。
昨秋のリーグ戦5位の山梨学院大硬式野球部は、3年目に入る巨人X9の左腕エース高橋一三監督と元ヤクルトスワローズ投手のOB伊藤彰コーチの指導の下、レギュラーではないが、ムードメーカーとしてチームを引っ張る力石昭仁新主将(4年 向上)を中心に、エースに成長した高梨裕稔(2年 士気)、2番手エース穴田真太郎(3年 PL学園)、甲子園出場組の山田祐也(2年 山梨学院高)らの投手陣と、2年生ながら4番を打つ大沢和久(2年 光星学園)、194cmの長身スラッガー山内恭平(4年 育英)らの打撃陣が連携してリーグ戦優勝・大学選手権出場を目指す。第1節は昨秋優勝の群馬・上武大に0勝2敗、第2節は昨秋2位の埼玉・平成国際大に2勝0敗、ここまで2勝2敗の勝ち点1。第3節はホームに作新学院大戦を向かえ、チアリーダー部・ウインドブラスアンサンブルの大声援に背中を押されて試合を戦った。
 
☆2011春季リーグ戦(第3節第1戦) 於 山梨学院『川田未来の森』野球場
山梨学院大
1
0
0
3
0
3
0
3
0
10
作新学院大
1
1
1
1
0
0
0
1
0
5
山学バッテリー高梨・村山・山田―田中
作新バッテリー福田・佐々木・鈴木・吉澤・斉藤―波田
〈本塁打〉山内、漆原〈二塁打〉高田・高木・飯島
 
山学大は、1回表に2番高田千暉(2年 木更津総合)と3番高木夢弥(4年 学法石川)の連続2塁打で先制した。しかし、先発した2年生エース高梨が4回まで毎回1点を与える不調で降板、4回裏途中から村山龍一(4年 銚子西)がリリーフした。村山は、8回に作新のDH漆原祐太(3年)に本塁打を浴びたが、 失点はこの1点のみの好リリーフ。9回は山田裕也が三者凡退(2三振)で締めくくった。高橋一三監督は、6回表一死満塁のチャンスで、4番の大沢に代えて、冬場にひじを痛め、レギュラーから外れた飯島亮(4年 山梨学院高)を起用、この思い切った采配が功を奏し、飯島がライトセンター間を破り、塁上の3人が一挙に生 還した。さらに、8回に6番山内恭平の3ランが飛び出し、最後は10対5で勝利した。走者一掃の2塁打を放った飯島亮選手は「冬の寒い時に右ひじを痛め、今は思うように投げれない。春はピンチヒッター要員として、甘い球を見逃さずに思い切って打っていきたい」と語った。高橋一三監督は「今日は、4番5番が合っていなかったので、飯島に代えてみた。リリーフの村山がゲームを作ってくれて、ポイントで飯島・山内がいい働きをしてくれた」と語った。
 
そのほかの試合、第1試合は群馬・上武大が4対2で群馬・関東学園大に先勝、第2試合は埼玉・平成国際大が6対4で栃木・白鴎大に先勝した。第2戦は、明日17日に同じ川田未来の森野球場で開催される。山学大は午前10時30分開始予定の第2試合で、作新学院大と勝ち点をかけて対戦する。
 
明日17日の試合日程、
第1試合、白鴎大VS平成国際大   午前8時試合開始
第2試合、作新学院大VS山梨学院大 午前10時30分開始予定
第3試合、関東学園大VS上武大   午後1時開始予定
 
文(M.T)カメラ(八巻和夫)
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