山梨学院パブリシティセンター
東京都大学サッカートーナメント
〜山学大サッカー部が創部最高位のベスト4〜
〜関東地区代表決定戦への進出を決める〜

平成23年度第16回東京都サッカートーナメント兼2011年度総理大臣杯関東代表決定戦都学連予選が、4月29日から5月8日の日程で行われ、山梨学院大サッカー部がベスト4チームに与えられる関東地区代表決定戦への出場権を獲得した。山学大サッカー部は2009年に強化育成クラブに指定。東京都 大学サッカーリーグに所属、初年度3部優勝、2年度2部優勝、3年目の今年は強豪校がひしめく1部に昇格してシーズンを戦う。春のトーナメント戦は、秋のリーグ戦を占う前哨戦。山学大は、1日の初戦で武蔵大を3−0で下し、3日の3回戦で立正大とのPK戦を制しベスト4に進出し関東代表決定戦進出を決めた。5日に行 われた準決勝の対戦相手東京農大は、昨年まで関東2部でプレーしていた強敵。山学は序盤に先制点を許し苦しい戦いとなったが、後半は自分たちの山学サッカーを取り戻し、残り6分に同点に追いついた。しかし、終了2分前に突き放され1−2で惜敗、3年目での決勝進出はならなかった。

第16回東京都サッカートーナメント準決勝
≪山梨学院大vs東京農大≫(5/5) 於 亜細亜大日の出グラウンド
● 山梨学院大 1
前半 0−1
後半 1−1
2 東京農業大 ○
得点(山学大)三角琢磨

準決勝戦は、東京都西多摩郡日の出町の亜細亜大学日の出グラウンドで5日午後1時10分、東農大のキックオフで始まった。昨年秋まで関東リーグ2部だった東農大イレブンの動きは、素早かった。山学イレブンがまだ自分たちの形を作れないでいた前半8分、カウンター攻撃から一気に左サイドを突破され、簡 単に先制点を許してしまった。出ばなをくじかれた山学大は、前半は攻め込まれる場面が続いた。受け身に回ってしまい、自分たちが目指す"ダイナミックにボールも人も動かすサッカー"が出来なかった。前半は、放ったシュートわずか3本に抑え込まれた。ハーフタイムの塚田雄二監督は「今日のテーマは、切り替えだ。ボール を奪われたときにサッと持って行かれないこと。局面局面の一対一を強く当たれ、真ん中を絞れ」と選手に指示、後半からFWに唐澤大夢(1年 VF甲府)と三角琢磨(2年 筑陽学園)を投入した。この二人がフィールドをダイナミックに走り回り、流れを山学に呼び込んだ。さらに10分過ぎにMF深澤大地(2年 静岡学園)、FW山下健太郎(1年 筑陽学園)を投入、この試合の塚田監督は、6人の交代枠を全部使って控え選手の力を試した。山学イレブンは前半と違い、落ち着いてボールを回す自分たちのサッカーを展開、右サイドバックのDF井上拓臣(2年 山梨学院高)が豊富な運動量で前線に駆け上がりクロスボールを上げるなど、チャンス場面を再三作った。攻めの時間が長く続いた後半39分、唐澤大夢が強烈なミドルシュート、ゴールポストに当たったボールを後半途中出場のFW小室和也(1年 筑陽学園)が相手DFと競り、こぼれ球を三角琢磨が押し込んで1−1の同点に追いついた。やったと思った後に落とし穴が待っていた。終了2分前にマイボールFKのチャンスを得た。このボールをきちんとあげてシュートで終わっていればなんでもなかったものを、中途半端なFKで相手にボールを奪われた。カウン ター攻撃を受け、一気にゴール前に運ばれて失点を許した。若さが出た。1−2で決勝進出を逃してしまった。8日は3位の座をかけて亜細亜大と対戦する。
塚田大士主将(4年 韮崎)は「前半は受け身になってしまった。後半は自分たちが目指すボールも人も動かすサッカーが出来た。代表決定戦に出れることになり、強いチームとの試合回数が多く取れるのはプラス。上がってきたばかりという目で見られているだろうが、後半のプレーで自信を持つことが出来た。こういう機会を活かして実力 を上げ、秋につなげていきたい」と話した。塚田雄二監督は「東農大は昨年まで関東2部だったチーム、今までの相手とは違った。動きが遅いとボールをサッと持って行かれる。最初の失点も、最後の失点も、カウンター攻撃から、特に終了直前の失点はミス、やることが徹底できていなかった。負けて学ぶことがたくさんあったゲーム」と振り返り「 代表決定戦は、5月14・15日の日程、9日の抽選会で対戦相手が決まる。全体のコントロールをもう一度しっかり組み立てて臨みたい」と語った。
山学大サッカー部は、まだその歩みを始めたばかりの3年目の若いチーム、東京を代表するチームから、関東を代表するチームに成長することを胸に、長い階段を一歩一歩着実に上って行く。
文(M.T) カメラ(平川大雪)

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