山梨学院パブリシティセンター
一足早く高校総体陸上競技が開幕
〜女子1500m1位田中・2位塩川・3位黒岩独占〜
〜円盤投げ女子杉山が優勝・男子の西中山3位〜

平成23年度第63回山梨県高等学校総合体育大会(県高校総体)は、5月11日〜13日に開催されるが、試合数の多い陸上競技、テニス競技などが7日に一足早く開幕した。このうち陸上競技女子1500mは、山梨学院高校女子駅伝期待の星3人が、1位・2位・3位を独占した。優勝は2年の田中結女で昨 年に続く連覇、2位は1年の塩川結、3年の黒岩みさきは足首の故障から復帰したばかりながら、終盤に韮崎勢を抜き去り3位に食い込んだ。男子1500mの山学1年トリオは、3位西山令、4位上田健太、5位南嘉紀となった。また、フィールド競技の円盤投げで、女子2年の杉山愛海が自己ベストの投てきで優勝を飾り、男子 1年の西中山創も自己ベストを出し3位の表彰台に上がった。この他、1・2年生で編成した女子4×100mリレーチームが4位入賞するなど、本番で若い力が台頭することを感じさせる先行開催となった。
高校総体陸上競技は、南関東大会県予選を兼ねて、愛称"山梨中銀スタジアム"となった甲府・小瀬スポーツ公園陸上競技場で始まった。1日目の7日午前中に行われた女子円盤投げで、杉山愛海(すぎやま まなみ 2年)が35m21cmの自己ベストの投てきで見事に優勝した。杉山愛海選手は「なかなかベストを出せないでいたが、楽しもうという気持ちで臨んでベストを出せた。砲丸投げとやり投げにも出場します。周りから3冠を期待されるかもしれないが、プレッシャーと感じずに、今日と同じように楽しみたい」と語った。男子円盤投げに出場した西中山創(にしなかやま そう  1年)は、甲府北中から4月に入学したばかりの新入生。3投目までの記録4位でトップ8に残り、最後の6投目に35m45cmの自己ベストを出して南関東大会出場を果たした。西中山創選手は「本当にうれしい、1年生の若い力を見せてやろうと思い切って投げました、自己ベストです。砲丸投げにも出場するので3種目とも南関東に行けるように頑張りたい」と顔をほころばせた。
 
≪女子1500m決勝≫
山梨学院からは、昨年優勝の田中結女(たなか ゆめ 2年)と昨年3位の黒岩みさき(3年)、新人の塩川 結(しおかわ ゆい 1年)の3人が出場した。スタートと同時に3人がポンと前に飛び出した。田中が先頭で引っ張り、塩川が追う形、2人が3位以下をぐいぐい引き離す。右足首の故障から復帰した ばかりの黒岩は無理をせずにレース中盤で5位に下がり、韮崎の河西美穂・若月瞳に先行を許した。ラスト1周で田中がスパート、塩川は引き離されながらも懸命に追いすがる。力をためていた田中は、残り300mで韮崎の2人を抜き去り、ワン・ツー・スリー・フィニッシュを決めた。3人は抱き合って喜びを分かち合った。田中の優勝タイムは4分37秒90だった 。田中結女選手「ここ最近調子が上がらなかったが、今日の走りは、最初から引っ張り最後までバテないで走り切ることが出来たので自信につながります。強い選手が集まる南関東で力を試したい」。塩川結選手「ラスト100mはスピードを上げられたが、ラスト500mで田中さんがピッチを上げた時についていけなかった。ラスト500mでピッチを上げることに挑んでいきたい」。黒岩みさき選手「春の走り込みで足首をけがしたので、無理に追うことはしないで、ラスト勝負に切り替えた。駅伝に向けてしっかり体を作っていきたい」それぞれレースを振り返った。
 
陸上競技この他のレース結果
男子1500m、3位西山令(1年)、4位上田健太(1年)、5位南 嘉紀(1年)。女子4×100mリレー4位(51秒73)[山田美樹(1年)・剱持早紀(2年)・田中那実(2年)・大久保祐佳(1年)]。男子400m望月勇人(2年)6位など。
 
テニス競技1日目の結果
テニス競技は小瀬スポーツ公園テニス場を会場に戦いが展開される。初日は個人戦の1回戦が行われた。女子シングルスは、牛山友実子(3年)、加藤くみ(2年)、古谷真李奈(2年)ら7人が勝ち上がり、男子シングルスは、保坂実範(2年)と若杉遼(3年)が勝ち進んだ。女子ダブルスは、牛山・古谷組ら4組、男子 ダブルスは小林健太(3年)・保坂圭哉(3年)組が勝ち上がった。
 
体操・新体操の結果
5日に体操と新体操が先行開催された。山梨学院高は、体操女子団体2位、個人総合優勝嶋田笑子(2年)など。新体操女子団体優勝(代永、・三枝・松木・一瀬・小笠原)、個人総合2位三枝などの好成績を収めた。
 
高校スポーツの祭典山梨県高校総体は、11日に山梨中銀スタジアムで開会式を行い、13日までの3日間、県内各地で高校生アスリートの青春の戦いが繰り広げられる。
文(M.T) カメラ(平川大雪)
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