山梨学院パブリシティセンター
山梨県高校総体 最終日
~女子2年連続5回目総合優勝 男子5位入賞~
~ソフト清水琴乃ノーヒットノーラン達成優勝~

第63回山梨県高等学校総合体育大会春季大会は最終日の13日、テニス個人戦、ソフトボール準決勝・決勝、サッカー決勝などが行われた。山梨学院勢は、女子ソフトボール決勝で、主将の清水琴乃がノーヒットノーランを達成させて優勝を飾り、サッカーは決勝で帝京三に逆転負けした。この他、テニス個人戦ダブルスで 牛山・古谷ペアが準優勝した。学校対抗総合成績女子は、山梨学院高が2年連続5回目の総合優勝に輝いた。男子の甲府工も2年連続で23回目の総合優勝となった。山学男子は昨年の6位より一つ順位を上げ5位となった。プルシアンブルーのハチマキで閉会式に臨んだ生徒会の武川玲蘭副会長と中澤穂菜美副会長が、女子総合優 勝の賞状と優勝旗を受け取った。閉会式の音楽を担当する栄誉は、2年連続山学と甲工に与えられ、両校吹奏楽部員110名が合同演奏でフィナーレを盛り上げ、高校スポーツ最大の祭典が幕を閉じた。
≪女子ソフトボール決勝≫
山梨学院は、午前9時30分から行われた準決勝の日川戦を6-1の大差で制し、11時20分からの決勝に進出、大月短大付属と対戦した。山学は2回裏に1アウト2・3塁のチャンスを作り、7番室井加菜(2年)の打球がセカンドゴロエラーを誘って先制した。4回裏にこの回先頭のエースで4番の主将清水琴乃(3年 )が左中間2塁打を放ち、送りバンドで3進、6番望月朱里(3年)のレフトオーバー2塁打で2-0とした。この試合の清水は、ストレートとチェンジアップを巧みに使い分け、コーナーぎりぎりを突く投球に終始、甘い球は一球もなかった。決勝でノーヒットノーランの快挙を達成、三振7個を奪った。チームは大会5連覇、1 7回目の優勝を飾った。清水琴乃主将は「チームが一つになること、元気になることが今年の山学の目標です。今日は一つになれました。関東で一つでも多く勝てるように練習したい」と顔をほころばせた。
≪サッカー決勝≫
前半は、両チームとも両翼が前掛かりになり、大きく空いた中盤スペースのマッチアップでプレッシングの速さと判断の良いボール展開に勝る帝京三が主導権を握った。山学は、奪ったボールをダイレクトに前線に入れてチャンスを伺うが、集中力のある帝京三のDFラインを突破できないでいたが、前半終了間際に白崎の巧 みなパスから、スペースに飛び出したMF木下のゴールで先制した。後半は、山学が押し気味に進めたが、亀川を軸とした帝京三DF陣の粘り強い守りに得点を奪えなかった。逆に20分過ぎから、帝三がカウンターとCKで立て続けに3点を奪い逆転。山学は終盤1点を返すものの3-2で帝京三が勝利した。(公式記録抜粋)
 
≪テニス個人戦≫
テニス競技は、初日の雨ですべての競技日程が1日遅れとなり、最終日に消化できたのは個人戦ダブルス決勝までとなった。シングルス準決勝・決勝は14日に持ち越された。山梨学院勢は、個人戦ダブルスで牛山友実子(3年)・古谷真李奈(2年)ペアが準優勝、飯窪唯(3年)・清水はるか(3年)ペアが3位に入った 。明日に順延されたシングルスベスト4に牛山友実子と加藤くみ(2年)が進出し優勝を目指す。
 
午後3時から山梨中銀スタジアムで閉会式が行われた。その式典音楽を担当する栄誉を得た山梨学院高吹奏楽部80名と甲府工吹奏楽部30名は、即興ながらも精一杯の心を込めた合同演奏で式典を進行させ会場を盛り上げた。吹奏楽部芹澤康帆部長は「2年連続して栄えある場面で演奏させてもらいました。甲府工の人たちとは、その場で音を合わせただけだったが、うまく合奏できたと思います」とホッとした表情を見せた。『普段の精進と努力によって得られた栄光を称えます』と書かれた女子総合優勝の賞状と優勝旗を受け取 った武川玲蘭生徒会副会長(3年)と中澤穂菜美生徒会副会長(2年)は「みんなの頑張りのおかげで、こういう素晴らしい場面に立てて幸せです。来年は、女子は3連覇を、男子は優勝旗を取り戻してほしい」と声を揃えた。
 
学校対抗得点争い最終結果
≪男子の部≫
総合優勝甲府工(35点)、2位駿台甲府(32点)、3位日川(32点)、4位日本航空(27点)、5位山梨学院(27点)、6位吉田(23点)[2位・3位と4位・5位は、優勝種目数の差で順位決定]
 
≪女子の部≫
総合優勝山梨学院(34点)、2位日本航空(31点)、3位巨摩(26点)、4位甲府商(25点)、5位甲斐清和(17点)、6位吉田(17点)[5位・6位は、優勝種目数差]
 
文(M.I) カメラ(平川大雪・藤原稔)
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