山梨学院パブリシティセンター
レスリング東日本学生リーグ 3日目
〜山学大は4連勝のあと国士舘大・拓殖大に2連敗〜
〜軽量級水越・高橋・鴨居活躍も中重量級ふるわず〜

大学日本一を決める学生レスリング界最大のリーグ戦「2011東日本学生レスリングリーグ戦」は5月19日、東京・駒澤体育館で大会3日目の5回戦・6回戦を行った。山梨学院大は、1日目の神奈川大・明治大、2日目の防衛大・群馬大戦のいずれも勝利、4連勝で国士舘大・拓殖大との天王山2連戦を向かえた 。山学大は、2試合とも水越智也・高橋巧紀・鴨居正和の軽量級が2連勝しながら、中量級・重量級が振るわず、そこからいずれも4連敗して2試合とも落とした。3日目までのBグループ成績は、拓大が全勝、国士舘大1敗・専修大1敗、山学大2敗となった。今年の山学大は、絶対的エースはいないものの、総合力と団結力で優勝を目指したが、天王山の2試合ともにいい流れを作りながら連敗、優勝決定戦進出の可能性はなくなった。最終日の20日、山学大はBグループ2位の座を賭けて専修大と最終戦を戦う。
5回戦 ≪山学大vs国士舘大≫ (5/19) 於 東京駒沢体育館
  55kg 60kg 66kg 74kg 84kg 96kg 120kg
山学大 水越 高橋 後藤 バヤラー 鈴木 有園 増田
 
国士舘大 利部 原口 安藤 裳澤 嶋田 佐藤 坂本
山学大3勝4敗敗退。

大会3日目の5回戦、山学大の布陣は、55s級水越智也(3年 霞ヶ浦)、60s級高橋功紀(3年 明桜)、66s級後藤圭吾(4年、岐南工)、74s級レンチン・オチル・バヤラー(2年 モンゴル)、84s級鈴木友希(3年、八戸工大第一)、96s級有薗拓真(4年、育英)、120s級増田拓也(4年 佐倉南)の7人で臨んだ。
軽量級の55s級水越と60s級高橋の2人が2連勝していい流れを作ったが、66s級の後藤が第1Pを取りながら、第2P両者ポイントなしの残り12秒で無理なタックルに行きバックを取られて0−1、第3Pは場外に2度押し出されて0−2で敗退、ここから流れが変わり、一気に4連敗して初黒星を喫した。
 
6回戦 ≪山学大vs拓殖大≫ (5/19)  於 東京駒沢体育館
  55kg 60kg 66kg 74kg 84kg 96kg 120kg
山学大 水越 鴨居 後藤 バヤラー 鈴木 金澤 増田
 
拓殖大 佐々木 鈴木 岩渕 高谷 赤熊 木下 谷田
山学大2勝5敗敗退。

6回戦の布陣は、55s級水越智也(3年 霞ヶ浦)、60s級鴨居正和(1年 香川中央)、66s級後藤佳吾(4年、岐南工)、74s級レンチン・オチル・バヤラー(2年 モンゴル)、84s級鈴木友希(3年、八戸工大第一)、96s級金澤勝利(3年、種市)、120s級増田拓也(4年 佐倉南)の7人で臨んだ。
最大のライバル拓大との戦いも、国士舘大戦まったく同じ展開になった。55s級水越と60s級鴨居の2人がともに第3Pまでもつれた接戦をものにして2連勝したが、そのあと4連敗して敗退、最後の120s級増田は、3回ともボールピックアップが赤の拓大となる不運、天王山で2連敗を喫した。
 
この結果、3日目までのBグループ成績は、拓大が全勝、国士舘大1敗・専修大1敗、山学大2敗となり、山学大の優勝決定戦進出はなくなった。この東日本リーグは、高田裕司監督がアジア選手権日本選手団本部長として海外出張のため、小幡邦彦コーチが初めてリーグ戦の指揮を取った。小幡邦彦コーチは「今日が勝負所だった。下級生がいい流れを作りながら、中量級の上級生が踏ん張れずに流れが変わってしまった。明日の専修大戦に勝つと勝ち星差でBグループ2位、負けると4位となる。ラスト勝負に勝って2位を確保する」と語り、4年生に奮起を促した。
 
文(M.T) カメラ(平川大雪)
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