山梨学院パブリシティセンター
山梨から がんばろう日本!
〜大震災からの復興を願う巨大壁画を制作中〜
〜山梨学院中学・高校の生徒全員で取り組む〜

山梨学院中学校と山梨学院高校の全校生徒1368人が、山梨から被災地の人々に応援メッセージを届けようと、東日本大震災からの復興を願う巨大なモザイク壁画作りに取り組んでいる。中学・高校の各クラス単位で各パーツを分担、1p四方に切った8色の細かい色紙を、画用紙の指定された場所に正確に貼り付ける作 業を続け、最終的には縦7m・横14mの巨大なモザイク壁画として完成させる作業に取り組んでいる。5月19日から取り組み始め、各クラスごとに少しずつ仕上げて台紙部分が完成。6月13日に40枚の台紙をビニールで覆う防水のラッピング作業が行われた。作品の構図は、青空を背に太陽に向かってスクッと立つひまわりと「NEVER GIVE UP!」「がんばろう日本」の文字が浮かび上がるデザイン。全貌が明らかになる組み立て作業は16日に行われる。約1か月かけて完成させるモザイク画は、21日から始まる中学・高校の学園祭「学院祭」で初披露され、学校前庭から東北に向けてメッセージを発信し続ける 。
山梨学院中学校と山梨学院高校では、中・高合同で開催する6月恒例の「学院祭」の際に、毎年巨大モザイク壁画を制作してきた。これまでは、昨年の「全国高校サッカー選手権優勝」、一昨年のルネサンスイヤー記念「最後の晩餐」など、自分たちや学校に関することをテーマにしてきた。今回のような、作品にメッセー ジを込めるのは初めて。5月19日の「モザイク画2011」作成説明会で方針が決定され、復興を願い「NEVER GIVE UP!」「がんばろう日本」の文字が組み込まれることになった。(参照 完成予想図)
 
各クラスごとに7校時や8校時を特設の制作時間にあて、生徒たちは白・赤・黄・青・桃・水・黒・緑の8色の色画用紙を1cm×1cmに切り、作ったピースを台紙の指定された箇所に正確に貼る作業を根気強く続けた。作っている段階では、自分が何をどう表現しているのか全く分からない上に、1枚の台紙(1000 ピース)を完成させるのに1人でやると3〜4時間かかる。生徒たちは、2〜3人で協力し合いながら少ない時間で1枚1枚を、丁寧に仕上げていった。
 
13日に行われた作品を雨から守るラッピング作業では、合計40枚の台紙が雨に濡れても大丈夫なように、裏側はベニヤ板のままの台紙1枚1枚を透明のビニールで覆う作業が行なわれた。作業に携わった山梨学院中の雨宮弥毅生徒会長は「今年は震災の影響で、学院祭も壁画作りもやれるかどうか心配されました。今ま では貼るだけだったけど、組み立てに参加して生徒全員の力が集結されていることを実感しました、いい体験になりました」と話している。今自分たちが出来る精一杯をという思いを込めた巨大モザイク壁画は、学校前庭に隣接する8号館南側外壁に足場を組んで展示される。全体像が明らかになり、作品として完成するのは16日 夕方頃になる見込み。
文(M.I) カメラ(平川大雪)
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