山梨学院パブリシティセンター
関東高校陸上競技大会
〜剱持早紀と鈴木千晴がインターハイ獲得〜
〜山梨学院高から過去最高の25人が出場〜

平成23年度関東高等学校陸上競技大会(インターハイ南・北関東地区予選会)が6月17日から20日まで、千葉市の千葉県総合スポーツセンター陸上競技場で開催された。高校陸上界では、「関東を制するものは全国を制す」といわれるレベルの非常に高い大会。南関東(山梨・東京・神奈川・千葉)と北関東(埼玉・ 群馬・栃木・茨城)の各都県代表3500名が一堂に会し力と技を競った。ハイレベルな大会に山梨学院高駅伝部・陸上競技部から過去最高の男子11人・女子14人の合計25人が出場した。このうち、剱持早紀は得意の走り幅跳びでは踏み切りが合わず4回目以降に進めなかったため9位に留まったが、専門外の走り高跳びで1 m64をクリアして3位の表彰台に上った。また、最終日の女子3000m決勝で鈴木千晴が6位、塩川結が8位入賞した。6位以内の選手にインターハイ出場権が与えられるため、8月に岩手県で開催されるインターハイに、山梨学院から剱持早紀と鈴木千晴の2人が出場することになった。
山梨学院高校勢4日間の戦いを振り返ると、初日の17日は走り高跳びで剱持早紀(2年)が、優勝した伊藤明子(東京・田園調布学園)と3cm差の1m64cmで3位に入り、男子1500mの西山令(1年)が9位となるなど、まずまずの戦いを見せた。しかし、2日目と3日目は、剱持が得意の走り幅跳びで1回目 に大ジャンプを見せたが、踏み切り板を踏み越えファオル。2回目もファオル、追い込まれた3回目は踏み切り板の10cm以上も手前で踏み切り5m48cm、4回目以降に進むトップエイトにわずかに届かず9位に終わった。そのほか、男子8種競技の松田 康平(2年)11位、男子5000mの上田健太(1年)12位、女子円盤投げの杉山愛美(2年)14位などと健闘はしたが、期待には届かない戦いぶりとなった。向かえた4日目、冬の全国高校駅伝男女アベック出場を目指す長距離陣が最終日に気を吐いた。女子3000m決勝に鈴木千晴(3年)・田中結女(2年)・塩 川 結(1年)の3人が出場、鈴木が6位に入り、塩川が8位、田中は調子を崩していたが9位と踏ん張り復活の手応えをつかんだ。鈴木千晴選手は「目標タイムに及ばなかったので少し悔しいレースになったが、インターハイに進めるので、レースの反省を生かして勝負したい。出場できない二人の分も頑張りたい」と話した。また、男子3000m障害の矢ノ倉弘(1年)と南 嘉紀(1年)が予選を勝ち抜いて決勝に進出した。矢ノ倉 は水門を越えた際に、後続の選手に押し出される形でトラック内に足が入り失格となったが、着順では7位と大健闘、南は11位となった。山梨学院勢は、全員が己の限界に挑んだ。男子の長距離陣は1年生が躍動した。そして、長距離陣は、都大路に向かう自信を深め、短距離・フィールド陣は更なる高みを誓う関東大会となった 。スタンドで応援する高校生アスリート着用の陸上Tシャツ背中に、こんな言葉が記されていた。"諦めたらそこで終わり、昨日の自分に 明日は勝て"努力の上に花は咲く。
文(M.I) カメラ(平川大雪)
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