山梨学院パブリシティセンター
第54回「学院祭」開催
〜つなげ!つたえろ!決して切らずに!〜
〜コンセプトは「Link」−つながり−〜

山梨学院中学・高校合同の学園祭、第54回「学院祭」が6月21日から23日まで開催されている。今年のテーマは「つなげ!つたえろ!決して切らずに!」、そのコンセプトは絆・繋がりの意味を持つ「Link」−つながりー。前庭に1368人の生徒全員で制作した東日本大震災からの復興を願う縦7m×横14mの巨大モザイク壁画[がんばろう日本]が掲げられた。一人一人が画用紙に貼ったLinkをつなぎあわせて、一つの大きなLinkを作り上げた。1日目の21日は、NPO法人防災ボランティア未来会代表の山下博史さんとFM甲府パーソナリティーで県内各地で防災セミナーを開催している平賀正友氏による記 念講演会や、クラス発表会などが行われた。2日目の22日には、生徒によるエキストラステージや、各クラス・委員会・部活動の発表が行われたほか、前庭にテント村が出現、運動部や文化部の部員などによる模擬店が店開きして大いに賑わった。
1日目の記念講演会は「東日本大震災を教訓に今こそ備えよう」というテーマで行われ、山下博史さんは「被災地に行けば自分の人生観が変わります。自分の人生に悩んでいる人は、夏休みにボランティアに行って下さい、人生の糧になります」と語った。また、平賀正友さんは1400年代を例に「東海・東南海 ・南海の3地震は過去に連動して起きている。フォッサマグナと活断層が走る山梨は地震や液状化現象が起きやすい、防災意識を強く持って備えるように」と生徒に訴えた。午後からは、高校は体育館で合唱発表会、中学はルネサンスホールでクラス発表会が行われた。中学のクラス発表会では、各クラスとも大道具・小道具を手作 りして10分間の寸劇に挑んだ。昔話の「桃太郎」を「20××年、未来の桃太郎」話に作り替えて面白おかしく脚色したクラスなど、どのクラスもルネサンスホールを笑いの渦に包んだ。
2日目は、前庭に部活の部員などによる模擬店がオープンした。この日の甲府の最高気温は猛暑日の35度、卓球部の「冷やしたぬき」に長蛇の列が出来た。同じ前庭で各クラスの代表2人によるフリースロー対決トーナメント戦が行なわれたほか、エキストラステージに変わった体育館では、仮装大会やダンス、 カラオケ大会が行われた。ミスターチルドレンの「抱きしめたい」をアカペラで見事に歌い上げた5人グループなど、それぞれがユニークなパフォーマンスを披露して会場を盛り上げた。各教室には、各クラスの展示作品が飾られ、8号館TAKERU2階では、保護者らに茶道部による呈茶が行なわれるなど、学園はどこも明るい 笑いに包まれた。
最終日の23日は、会場を川田『未来の森』運動公園陸上競技場に移し体育祭が行われる。 
文(M.T) カメラ(藤原稔・平川大雪)
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