山梨学院パブリシティセンター
山梨県アマチュア将棋名人戦
〜山梨学院高校3年上田裕典君が名人位を獲得〜
〜高校竜王戦では3連覇の快挙、県三冠に輝く〜

将棋の山梨県No1を決める第65回山梨県アマチュア将棋名人戦で、山梨学院高校3年の上田裕典(うえだ ゆうすけ)君が、社会人を連破して初優勝した。9月に東京で開催される全日本アマチュア将棋名人戦に出場する。また、7月17日に山梨学院高校を会場にして行われた県高校将棋竜王戦でも優勝、こちら は3連覇を達成させた。8月23・24日に福岡で行なわれる竜王戦全国大会に出場する。4月の県高校将棋選手権でも優勝しており、8月2日からの全国高校総文祭兼全国高校将棋選手権にも出場、県アマ三冠王として、この夏3つの全国大会に挑む。上田君は中央市で両親との3人家族、小学校2年の冬に父から将棋を習い、小 3から将棋道場に通い始めてすぐに頭角を現した。小学生大会・中学生大会で優秀な成績を収めて山梨学院高に入学、県高校選手権2連覇・県高校竜王戦3連覇を達成させた。過去の全国大会成績は、高1ベスト16、高2ベスト8の実績を持つ。高3の今年は、県アマ名人として、全国大会ベスト4以上を目指し最善の一手を指す 。
山梨県アマチュア将棋名人戦は、全日本アマチュア将棋名人戦(日本将棋連盟主催、全国地方新聞社後援)の県大会。全国大会の優勝者はプロの公式戦、棋王戦予選への出場権が得られる。上田君は7月3日の県予選でベスト8に残り、10日に行なわれた決勝トーナメントで社会人3人に指し勝ち初優勝を達成させた。9月10日から東京都内で開催される 全日本アマチュア名人戦に出場する。 また、静岡県内で行われる将棋公開模範対局で、プロ棋士の森内俊之名人と対局することになった。
山梨県高校将棋竜王戦は、全国高校将棋竜王戦(日本将棋連盟、読売新聞社、福岡大学主催)の県大会。7月17日に山梨学院高校を会場にして開催された。大会には女子2人を含む88人が参加、山梨学院高囲碁将棋部からは6人が出場した。決勝戦は、上田君と日大明誠高3年、桂川晃一君の対戦となった。序盤は共に美濃囲いで組み合い、中盤で主導権 を握った上田君が終盤もそのまま押し切り勝利、優勝を達成させた。読売新聞の取材に対し上田君は「3連覇できてうれしい、自分の将棋が出来るようになったのは3年間の成長。全国大会ではベスト8以上を目指したい」と語った。8月23・24日に福岡市の福岡大学で行われる全国大会に3年連続出場する。4月の県高校将棋 選手権でも優勝しており、「名人戦」「竜王戦」の二つの全国大会に先立ち、福島市で8月2日から開催される「全国高校総文祭兼全国高校将棋選手権」にも山梨代表として出場する。
 
山梨学院高校では、囲碁将棋同好会に所属。週2日は部活の殿堂"ルネサンス館"で仲間とともにクラブ活動として将棋を楽しんでいる。上田裕典君は「一般の大会に出るのは久し振り、今の方が実力は上がっていると思うので、全国の強豪の人と対戦するのが楽しみです。自分の力を試し、一つでも多く勝ちたい」と話し「将棋の勉強と受験勉強を両立させて、将来社会の役に立つ人間になれるよう努力したい」と話している。部活で一緒に将棋を 楽しむ長井心道君(2年)は「毎回教わっている感じ、レベルが違います。とても強いけれど、いつかは勝ちたいという気持ちでぶつかっています」鍛えてもらっていると話す。部活のない日は、笛吹市の将棋クラブやインターネットのネット対局で腕を磨いているという上田君、高校最後の夏は、飛躍を胸に全国大会を駆け回る。
 
文(M.I)カメラ(平川大雪)
アルバム練習風景
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