山梨学院パブリシティセンター
関東高校水泳大会が山梨で開催
〜江原200m3位・100m4位、七里400m5位〜
〜山梨学院高校勢が健闘、黒部もインターハイ出場へ〜

平成23年度関東高等学校水泳競技大会競泳競技が、7月23日から25日の3日間、甲府市・小瀬スポーツ公園水泳場を舞台に開催され、山梨学院高校勢が健闘した。エースの江原騎士は初日の男子100m自由形では、後半失速して4位にとどまったが、2日目の200m自由形は、最後まで粘り強く泳ぎ3位を獲得、 地元山梨県勢唯一の表彰台に上がった。女子個人メドレーの七里夏海は、400mで5位、200mで6位と2種目とも入賞を果たした。また、女子200m平泳ぎで黒部蒔子が全国大会参加標準記録を突破、江原・七里・黒部の3人が、8月17日から岩手県盛岡市で開催されるインターハイに出場することになった。大会には関 東8都県の259校から1711人の高校生スイマーが結集、400m個人メドレーをともに大会新で制した女子の大塚美優(埼玉・武南)や男子の瀬戸大也(埼玉栄)など、日本代表クラスも数多く参加したレベルの高い関東大会で、山梨学院勢は大いに躍動した。
山梨県水泳界のエース江原騎士(えはら ないと 3年)は、このところ自分の泳ぎに納得出来ていない。1日目の昨年度インターハイ制覇の100m自由形では、75mまでは1位・2位争いをしながら終盤失速し52秒39で4位に終わった。しかし、2日目の200m自由形では最後まで粘り切り、1分54秒41で 3位となり表彰台に上がった。江原騎士選手は「最近不安を持ってレースに臨んでいる感じがする。100mは全然ダメだったし、200mはベストより2秒ぐらい遅い。インターハイまでの残り3週間で、心身ともに成長させて、自信を持って臨めるようにしたい。去年の自分を超える納得のいくレースをしたい」。昨年の覇者は、猛練 習で不安を振り切る。
 
女子個人メドレーの七里七海(しちり なつみ 2年)は、1年ぶりに200mを18秒台で泳いだ。初日の200mは予選8位で決勝に進み、ベストには届かなかったものの、1年ぶりの18秒台(2:18.99)で泳ぎ6位入賞を果たした。2日目400mのエントリータイムランキングは21位(5:02.32)だったが、予選9位で決勝に進出した。決勝は1コースを泳ぎ、最後のクロールで猛然と追い上げ、5位(4:57.86)を獲得した。七里夏海選手は「200mで18秒台を出したのは久しぶり、約1年ぶりなのでそれはよかったです。ただ今回のタイムよりもっと早く泳がないと、200mも400mもインターハイでは決勝に残れないので、予選からいいタイムを出せるようにしっかり練習して臨みたい」。江原・七里の2人は、竜王の フィッツスイミングクラブで清水コーチの指導で力をつけてきた。インターハイに向けて、ともに自らに厳しいトレーニングを課す。
 
1年生ながら女子200平泳ぎで2分35秒42(17位)をマーク、全国大会参加標準記録を突破した黒部蒔子(くろべ まきこ 1年)は、富士吉田市から毎日バスで1時間半かけて通学している。練習時間は夜7時からの2時間半、フジヤマSCで小池コーチの指導を受けている。黒部蒔子選手は「納得のいくタイムではなかったけれど、インターハイに出場できることは素直にうれしいです。インターハイでは、去年のベストを超えて、その先の短水路やワールドカップにつながる泳ぎをしたい」頑張り屋さんは元気に先を見つめている。

この他の山梨学院勢は、女子200m背泳ぎの伊藤理奈(いとう りな 2年)18位、女子200m自由形の中澤夏純(なかざわ かすみ 2年)25位、女子50m自由形の小俣麻有里(おまた まゆり 1年)34位、女子400mメドレーリレー(伊藤・黒部・鮫田・小俣)29位などで3日間の大会を終えた。

文・カメラ(M.T)
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