山梨学院パブリシティセンター
北東北インターハイ開幕
〜山梨学院高校期待のサッカーが初戦突破〜
〜桃山学院(大阪第1代表)を1−0で撃破〜

平成23年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)が、「2011熱戦再来 北東北総体−北の空君に無限の可能性−」のスローガンの下、7月28日に開幕した。前年の沖縄大会で各県持ち回りが終わり、ブロック単位による開催に変更、今年は青森・岩手・秋田の北東北3県を舞台に開催される。大会には全国から2万8000人の高校生アスリートが結集 、8月20日までの24日間、北の空で若き熱き戦いが繰り広げられる。山梨学院高校からは、団体種目のサッカー・ホッケー・ソフトボールと個人種目の水泳・陸上・空手・体操・新体操に精鋭が出場する。大会初日に期待のサッカーが登場、秋田市八橋運動公園で大阪第1代表の桃山学院高と対戦した。試合は、一進一退の攻防 が続いた後半23分に、CKのボールを名嘉真朝季がヘッドで合わせ山学が先制、桃山学院にカウンター攻撃を許す場面もあったが、GK山田修平が好セーブ。相手に得点を許さずに初戦を突破した。明日29日に、石川代表の金沢桜丘高と2回戦を戦う。
28日の秋田市は、時折雨が強く降ったため、試合会場の八橋運動公園健康広場は悪コンディションとなった。天然芝ながらゴール前のペナルティーエリアは、所々が抜かるんだ状態で試合が行われた。山学はプルシアンブルー、桃山はエンジのユニホーム、午後3時にキックオフされた。山学イレブンの立ち上がりは 硬かった。初戦の緊張感からか、最初はボールがうまくつながらなかった。互いに中盤で相手ボールをカットして攻め上がる一進一退の攻防だった。しかし、10分以降は落ち着きを取り戻し、山学がボールを支配する時間が長くなり、桃山はカウンター狙いの展開になった。前半は、山学が押し気味に試合を進めたが、得点を奪え ず0−0で折り返した。
後半のスタートから、山学ベンチは故障から回復した主将の白崎凌兵(3年)を投入した。プロ注目の白崎投入で有利になると思われたが、サッカーは不思議なスポーツ、山学イレブンは、白崎に頼る形になり、前半のような全員が連携した組織だったプレーが減り、桃山に攻め上がりを許す場面が多くなった。もし、ここで失点したら試合がどうなったか分からなかった後半17分、桃 山に強烈なシュートを打たれた、これをGK山田修平(3年)が好セーブでピンチを防いだ。緊迫した展開のなかで白崎がドリブル突破でゴール前に持ち込みCKを獲得、荒木克仁(3年)のキックに名嘉真朝季(3年)がヘッドで合わせ、後半23分にようやく先制した。終盤桃山に、ペナルティーエリア真近の地点で連続してFKを与えるピンチもあったが、最少得点を守り切り1回戦を突破した。
白崎凌兵主将「自分のコンディションは、ベストには程遠い半分ぐらいの状態。練習なしのぶっつけ本番で臨みました。桃山はいいチームでした、今日の反省点を明日の試合につなげたい。チームとしては、先を見ずに、目の前の戦いに集中して、自分たちが今出来る全力を出して戦います」。チームと主将は今できる100%で戦う。吉永一明監督「初戦の硬さはあったが、辛抱強く戦ってくれた。こういうコンディションでは、アクシデントは起こるがしっかり守ったことは評価したい。一番難しい課題は、自分たちの力を出し切ること。相手がどこということよりも、今日出来なかったことを、集中して出来るようにすること」。指揮官はイ レブンに100%の力を出し切らせる。
 
山梨学院高の2回戦の対戦相手は、地元代表の秋田南を下して進出してきた石川県代表の金沢桜丘高と決まった。29日正午キックオフ予定、28日と同じ秋田市運動公園健康広場で対戦する。
 
文(M.T) カメラ(平川大雪)
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