
山梨学院高校野球部は8月2日、阪神甲子園球場で2年ぶりとなる甲子園練習を行った。田中信幸部長、須田喜照監督、菊池徹コーチと登録選手18名、練習補助選手13名が練習に臨んだ。選手は10時30分のサイレンとともに多くの記者が見守る中を球場へ飛び出し、ボール回し、投内連携、シートノックを行った。シート打撃ではセンター方向に主砲の小林義弘(2年・千葉市シ)が快音を響かせていた。最後にエース左腕・廣瀬直紀(2年・富士河口湖シ)が捕手の丸山陵司(3年・調布シ)を相手にマウンドの感触を試しながら投球練習を行った。選手と監督らは満身に汗して、30分間の甲子園練習を終えた。
田口蒔人主将(3年・青葉緑東シ)は「チームは緊張もせずノックとかの練習が出来た。思ったよりグラウンドが柔らかいので、イレギュラーバウンドなどの球の処理に注意したい」と感想を述べた。
須田監督は「2年前に経験している選手もいるので、選手は冷静に行い滞り無く予定の練習が出来た。エースの廣瀬も伸び伸びと投球練習を終え順調な仕上がりを見せた」と、ひとまず安堵の胸をなでおろした。明日の組み合わせ抽選会で対戦相手と日程が決まる。
◆甲子園練習前に、田中部長に引率されてエース左腕・廣瀬と肩・肘・前腕の関節機能の
メディカルチェックを受けた
右腕・平間凛太郎(2年・世田谷シ)は「健診は2人ともクリアしたと思う。健診の外に個別にトレーニングや処置の方法を指導して頂いた。肩が凄く軽くなった。今後やって行こうと思う」と、廣瀬とともに笑顔で球場内へ消えた。
◆甲子園練習を終えて、山梨県大会で4試合連続本塁打新記録、本塁打5本タイ記録の
主砲・小林義弘(2年・千葉市シ)は、「甲子園は初めてで、球場の光や音などの雰囲気を味わいながら練習できて良かった。打球がセンター方向に良く伸びる」と、球場の感覚を掴めた様子。
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エース左腕・廣瀬直紀(2年・富士河口湖シ)は、「やっと実感が湧いて来た。一球目は、真っ直ぐ。その他、スライダーやチェンジアップなどを気持ち良く投げれた。マウンドは投げやすかった。後は精神的にやられないようにするだけ。大丈夫だと思う」と、甲子園のマウンドに好感度を抱いていた。
■明日は、午前11時から大阪ガスグラウンドで現地練習を正午まで行い、午後4時から大阪国際会議場「グランキューブ大阪」で組み合わせ抽選会に出席する。
文(H.K)、カメラ(平川大雪)
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