
第93回全国高等学校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が8月3日、大阪国際会議場で北北海道から沖縄までの代表49チームが出席して行われた。主催者を代表して、横井正彦朝日新聞取締役大阪本社代表が「大震災の教訓でもある『人と人との絆』は、野球が持つ大切なメッセージ、今度は甲子園から『絆』を発信してください。皆さんの健闘を祈ります」と挨拶。抽選では2校が出場する北海道と東京の代表同士が初戦で対戦するのを避けるために、最初に北海道と東京の4チームが奇数か偶数の抽選をした後に本抽選を行った。この後に残る45校の本抽選が開始され、2年ぶり5度目の出場となる山梨県代表の山梨学院は田口蒔人主将(3年・青葉緑東シ)がクジを引き、5年ぶり7度目の出場となる滋賀県代表の八幡商との対戦を引き当てた。抽選会の後、
田口主将は「相手がどのようなチームか分からないが、自分達の野球をして勝ち進みたい」と、決意の程を述べた。
須田喜照監督は「これから出来る限り相手チームの研究をして、甲子園でやれる喜びを感じながら試合に臨みたい」と語った。試合は第2日第4試合で8月7日(日)午後3時30分開始予定。なお、選手宣誓は石川県代表・金沢の石田翔太主将に、開幕戦は群馬県代表の健康大高崎と愛媛県代表の今治西に決定した。
◆山梨学院は田中信幸部長、須田喜照監督、登録選手18名が出席。菊池徹コーチと33名の部員は8階席で固唾を呑んで見守った。対戦相手が決まり、
菊池コーチは「相手のデータが無いのでコメント出来ないが、試合では日々練習に励んで来たことを出すだけ。甲子園へ出発の日も午前中に、キャッチボール、シートノック、3カ所バッティングを行った。次の日の2日目には、甲子園練習と練習割り当ての球場でのゲーム形式15イニング、3カ所バッティングを消化した。3日目となる今日は、バッティング練習で汗を流した。今、選手は特に問題ない。試合で、打者は大振りしないように、投手の廣瀬は低目に投げてくれれば、結果は自ずとついてくる」と語った。天候にも恵まれ、練習割り当て球場で入念に最終チェックを行っている。明日は午後2時から津門中央公園野球場で練習、午後6時から山梨県高野連・大阪山梨県人会・山梨県大阪事務所などの激励を受ける。いよいよ、山梨学院ナインの士気が上がる。
文(H.K)、カメラ(平川大雪)
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