山梨学院パブリシティセンター
緑の甲子園で健闘
〜山梨学院高ゴルフ部女子が団体戦に創部初出場〜
〜橋添香・河野美桜・堀内明莉・熊谷かほ躍動〜

プロを目指す高校生ゴルファーが一堂に会する平成23年度全国高等学校ゴルフ選手権大会が8月2日から8日の1週間にわたり、三重県白山ヴィレッジゴルフコースで行われた。"緑の甲子園"と呼ばれる大会の出場者は、地区予選を勝ち抜いた男子39校・155人、女子26校・101人の精鋭。4日と5日 に団体の部2ラウンド、7日と8日に個人の部2ラウンドがそれぞれ行われた。団体の高校日本一と個人の高校チャンピオンを決める大会に、山梨学院高ゴルフ部女子は、関東大会3位の好成績で創部初の団体出場を果たした。上位3人のスコアで順位を競う団体戦メンバーは、3年の橋添香主将といずれも1年の河野美桜・堀内明 莉・熊谷かほの4選手、4人は初出場初入賞を胸に臨んだ。緊張感から初日11位と出遅れ、2日目もスコアを伸ばし切れず11位で団体戦を終えた。個人戦には3人が出場、河野美桜38位、堀内明莉62位、橋添香72位となった。山梨学院高ゴルフ部は、三重・白山の地で、その伝統を築き上げる第一歩を踏み出した。
大会の会場、三重県津市白山の白山ヴィレッジゴルフコースは、なだらかな丘陵一帯にホテル・ゴルフ場・テニス場が点在するリゾート地内の36ホールコース。男子はキングコース(6896ヤード・パー71)、女子はクイーンコース(6525ヤード・パー72)で行なわれた。団体戦初日の4日は熱中症で 一人が倒れるほどの猛暑、2日目の5日は風雨に悩まされるという全く違うコンディションの中で戦いが繰り広げられた。
 
初日11位と出遅れた山梨学院の4人、写真左から堀内明莉・熊谷かほ・河野美桜・橋添香は、豪雨が吹き荒れる中、2日目は午前7時30分にインコースからスタートした。懸命に巻き返しを張ったが、風雨に悩まされ、思うようにスコアを伸ばせず、上位3人の合計スコアは455(1日目227・2日目228)で11位となり入賞を逃した。団体戦を戦った4人の感想は、橋添 香主将(はしぞえ かおり 3年)「最近スウィングのリズムが悪く不調、キャプテンとして何とかしようと思ったが、2日間とも駄目だった。個人戦は、気持ちとリズムを切り替えて戦いたい」。河野美桜(こうの みお 1年)「初日は76だったが、2日目は前半後半とも二つずつバーディーが取れて72で回れた。ショットが安定して、寄せやすいところに運べた。個人戦は不安だが、上位を狙っていきたい」。堀内明莉(ほりうち あかり 1年)「ショットの調子が悪いので、アプローチ・パットで頑張ろうとしたが、ミスが出て乗り切れなかった。雨よりも風が気になった。ミスしたところに気を付けて、個人戦は攻めてバーディーを取って行きたい」。吉田正ゴルフ部顧問は「入賞 を狙っていたので残念だったが、それぞれが精神的に成長したと思う。1年生の3人は、この経験を来年以降に生かしてほしい」と語った。
団体の部男子は、沖学園(福岡)が2日間トータル428で2年ぶり4度目の優勝、2打差の2位に本部(沖縄)、初日トップの水城(茨城)は首位を守り切れず3位に終わった。女子は、埼玉栄(埼玉)がトータル429で22年ぶり2度目の優勝を逆転で飾った。初日首位の大院大高(大阪)が2位、前年優勝の沖学園(福岡)は連覇ならず3位となった。
 
個人の部は7日と8日に行われた。河野美桜は、初日を1アンダーの71で回り、トップと3打差(6位タイ)の好位置で発進したが、2日目は伸びず79、トータル150で38位タイに留まった。堀内明莉は初日80で74位スタートだったが、2日目は75で回りトータル155で62位タイに順位を上げた 。調子を崩している橋添香は、初日77で発進し2日目は81、トータル158の72位タイで大会を終えた。
 
山梨学院高ゴルフ部は、平成15年に産声を上げた創部8年目の若いチーム、今年度の部員数は男子3人・女子5人の少数精鋭クラブ。過去に男子は平成19年に一度だけ団体の部に出場した実績があるが、女子は橋添香主将が関東高校ゴルフ選手権冬季大会に優勝して昨年個人の部に出場した実績(47位)があ るだけで、団体の部への出場は今回が初めてだった。出場した女子の4人は大会の反省を胸に刻み、出場できなかった男子は大会出場を胸に期し、互いにさらなる高みを目指す。
 
文・カメラ(M.T)
アルバムはこちら
Copyright (C) 2011 YGUPC. All Rights Reserved.