山梨学院パブリシティセンター
2011夏特集"猛暑に燃える"
〜インカレ連覇と全日本制覇に燃えるホッケー部男子〜
〜王座とインカレの2冠獲得に燃えるホッケー部女子〜

猛暑の中で猛練習に励む学生たちの取り組みを紹介する「2011夏特集"猛暑に燃える"」。第2回は、秋の全日本学生ホッケー選手権(インカレ)で創部初の男女アベック優勝を目指す大学ホッケー部を紹介する。男子は、昨年男女を通じて初の日本リーグ優勝の快挙を達成させ、インカレも初優勝して2冠を達成させた。今年の男子は、秋のインカレ連覇と昨年は延長戦で優勝を逃した冬の全日本選手権初制覇の2冠を目指している。一方、6月の大学王 座決定戦で3年ぶり3度目の優勝を飾った女子は、昨年5連覇を阻まれた秋のインカレを奪還するシーズン2冠を目指している。山梨学院ホッケースタジアムは、最新鋭の設備を誇るが、甲府盆地は16日で猛暑日が9日連続となる異常な夏、人工芝のフィールド上は体感温度39度の酷暑、その強烈な暑さの中で、山学大ホッケー 部は猛練習を重ねている。チームのモットーは、男子は「堅守速攻」、女子は「全員攻撃全員守備」、試合会場に持ち込む横断幕は「風林火山」。火の如く熱く燃える風林火山ホッケーで、男女アベック優勝と2冠獲得を目指している。
山梨学院大ホッケー部は、1994年に女子部が誕生、2001年に男子部が創部され、翌年にナイター設備・観客席を備えたホッケースタジアムが完成。シドニー・アテネ・北京五輪代表のFW千葉香織(ソニー)、北京五輪代表のGK吉川由華(コカコーラ)を始め、さくらジャパン・さむらいジャパンに数多くの先輩を送り込んでいる地方私学の雄。現役学生のうち、男子はFW北里謙治(4年 小国)とFB塩川直人(4年 天理)の2人、女子はFW三橋亜記(4年 築館)、FW田中泉樹(1年 不来方)、FW山田明季(1年 羽衣学園)の3人が日本代表候補選手。全国から結集した45人の男子部員と32人の女子部員が、男子寺本祐治監督、女子ジョン・シアン監督の指導の下で、屈指のホッケー王国を築いている。昨年の男子は、社会人とも戦う日本リーグ と全日本選手権で2冠を獲得した。今年6月の大学王座は、準決勝で朝日大にPS戦の末に敗れたが、関東学生リーグは4季連続優勝中。一方女子は、昨年インカレ5連覇を阻まれたが、今季は大学王座で女王に返り咲き、秋のインカレを奪還する2冠を目指している。関東学生リーグは参戦以来34季連続優勝中で、驚異の187 連勝中。
拠点の山梨学院ホッケースタジアムは、大学キャンパスに隣接する好環境にある。夏休み期間中は、大学の男女両チームと高校の男子ホッケー部の3チームが、日ごとに時間を使い分けて、それぞれが練習を重ねている。15日の練習では、男子は練習試合で強化を図り、女子は、ショートコーナーでのパッサー・ ストッパー・ヒッターの連係とタッチシュートを狙う選手とのセットプレーの練習に磨きをかけていた。女子のFW天野真衣選手(3年 各務原)のTシャツ背中には『夏・がんばれ』の文字、どの選手も暑さに負けずに汗を流している。
山梨学院の強さの秘密、それは、日本のスポーツ界では極めて珍しい『キャプテン複数制』にある。寺本監督が昨年から採用している手法で、キャプテンを希望した4年生が週替わりで主将を務め、責任感とチームの団結力を高めている。今年の男子は、写真左から佐藤大公・久我祐太・大橋哲也・西川尚裕の4人、女子は左から渡辺千晶・三橋亜記・永山加奈の3人が交代で主将を務めている。7人の主将に抱負を聞いた。佐藤大公主将「前期は結果が残せなかったので、後期は我々4年生がプレーでチームを引っ張り、まずインカレで結果を残したい」。久我祐太主将「インカレと全日本での優勝が目標。スピードホッケーを意識し て、粘り強く戦い抜いて行く」。西川尚裕主将「王座では、立ち上がりに2失点して朝日大に悔しい負け方をした。インカレでは立ち上がりに注意して、朝日大に必ずリベンジする」。大橋哲也主将「個人個人のレベルは上がっているが、組織としての仕上がりは今一つ出来ていない。関東・日本リーグでチームのレベルを上げてイ ンカレ連覇を達成させたい。先輩の抜けた穴は大きいが、去年のチームに追いつき追い越せるよう、この夏の練習で全体の底上げを図りたい」。永山加奈主将「王座を勝ち取った勢いに乗って、秋も全部のタイトルを取る気持ちで、全力で頑張りたい」。三橋亜記主将「王座で成長できた部分、逆に課題が見つかった部分があるので 、個人としてもチームとしてもレベルアップして、春よりもいいチーム状態で秋に臨みたい」。渡辺千晶主将「(今年の目標である)チャンピオンになったことに自信と誇りを持って、チーム内で意見交換をして、最高の状態で試合に臨めるようにしたい」。各主将は、それぞれの思いを胸にチームを引っ張る。
山梨学院大ホッケーチームは、女子は8月25日からの1週間、男子は9月1日からの1週間の予定でそれぞれ韓国遠征を行い、韓国の強豪チーム韓国体育大学との練習試合などで強化を図り、秋のシーズンに備える。
文(M.T) カメラ(平川大雪)
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