山梨学院パブリシティセンター
親子体験講座「親子クッキング」
〜山梨学院子育て支援センターが初の試み〜
〜調理を通じ「食」に関する興味・関心を高める〜

山梨学院大学附属幼稚園子育て支援センターは8月23日、山梨学院短期大学調理実習室で親子体験講座「親子クッキング」を開催した。この講座は、山梨学院子育て支援センターの施設開放・地域交流事業として実施され、食材や調理への関心を高め、親子で一緒に楽しく調理をすることを目的に初めて開催された。34組総勢86名の親子が参加し、子どもたちの年齢は、一番下は年少児、一番上は小学5年生までと幅広く、きょうだいや家族で参加する姿も見受けられた。親子は、山梨学院幼稚園管理栄養士の佐野英子講師指導のもと、3色ご飯・くるくるハムロール・洋風みそスープ・カルピスゼリーの4品を協力して調理した。調理補助には幼稚園スタッフや山梨学院短大食物栄養科2年の学生も参加し、親子をサポートした。およそ1時間半かけて料理が完成し、試食に移ると子どもたちは次々に「うまい」「おいしい」と口にしご満悦。参加した保護者は子どもたちの笑顔に目を細め、親子で楽しい夏休みのひとときを過ごしていた。
山梨学院幼稚園子育て支援センターの施設開放・地域交流事業の親子体験講座として初めて開催された「親子クッキング」。募集開始からわずか3日で定員に達し、保護者や子どもたちの期待のほどが伺えた。企画した山梨学院子育て支援センターの山内淳子センター長は「子どもたちにとって小さい頃の食に関する経験は将来の成長にとってとても意義のあるものになります。親子で楽しく怪我の無いよう調理をしてください」と挨拶した。参加したのは、一番下は年少児、一番上は小学校5年生の子どもたちとその保護者、34組総勢86名。全員がエプロン・三角巾姿で講師の調理手順の説明に耳を傾けた。講師を務めたのは、山梨学院幼稚園給食主任で管理栄養士の佐野英子講師。佐野講師は、調理手順を説明しながら包丁の使い方や野菜の切り方、使用する食材の特徴や栄養価などを解説した。説明のあと、参加者は実際にグループごとに分かれ調理を開始した。子どもたちは保護者の指示を受けながら、お米を研いだり野菜を切ったり、一生懸命調理し、おぼつかない所を保護者や幼稚園スタッフが手助けを行った。唯一の男性参加者のお父さんは「普段は子どもと一緒に料理をすることがなく、久々の体験だったが面白かった。子どもたちの普段と違う一面が見れて良かった」と語った。およそ1時間半で料理は完成し、全員で手作りランチを頬張った。子どもたちは、次々に「うまい」「おいしい」と口にし、一気に平らげ、スープなどをおかわりした。一通りランチが終わると、片付けに移り、食器洗いや調理器具の片付け、ごみの分別などを協力して行い、楽しい親子クッキングは終了した。佐野講師は「初めての講座で色々と心配をしたのですが、無事に終わってよかったです。お料理や食べることを大好きになってください。また、きょうに限らずおうちでもお手伝いをしてみてください」と保護者や子どもたちに語りかけた。

まだまだ残暑厳しい、山梨県甲府。暑さに負けない子どもたちの笑顔が調理室にはあふれていた。野菜を切る真剣な眼差し、友達と協力して調理する姿、普段見ることのない、子どもたちの表情や姿に保護者は成長を感じ、目を細めていた。「食」を通じ、親のありがたさや子どもの成長を参加者それぞれが感じ取れる良い機会になった「親子クッキング」。きょうのイキイキとした子どもたちの表情を見ていると、家庭でも子どもたちがお母さんの料理を手伝う姿が目に浮かんでくる。
文、カメラ(Y.Y)
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