山梨学院パブリシティセンター
関東大学テニスリーグが開幕
〜早慶など伝統校との短期決戦5連戦に挑む〜
〜開幕第1戦の慶応大戦は3勝4敗の惜敗〜

学生テニス界最高峰リーグ戦「平成23年度関東大学テニスリーグ」が9月7日に開幕した。1部リーグの試合は、テニスの聖地有明テニスの森公園が舞台となる。大会は7日から15日までの8日間に1部の6校が各5試合を戦う短期決戦。山梨学院大女子テニス部は、創部わずか4年で1部に昇格、5年目の昨年は強豪校と互角に戦い4位で1部に残留した。今年は1部校としてリーグ戦を戦う2年目。開幕戦の対戦相手は、日本で最初に硬式テニス部を作った創部110年の歴史と伝統を持つ慶応大との対戦となった。試合方法はダブルス戦2試合、シングルス戦5試合を行って勝敗を決める団体戦。試合は先にダブルス戦2試合が行われ両校ともに1勝1敗、引き続きシングルス戦5試合が行われた。S 5・S4・S3の3人が3連敗、あとから戦ったリーグ戦初出場のS2の田村実里とS1の岡田優里の1・2年生2人が、対戦相手に臆することなく堂々と渡り合い、ともに1セットも落とさずに勝利したが、トータル3勝4敗で初戦を勝利で飾る事は出来なかった。
山梨学院大女子テニス部は、2006年に強化育成クラブとして誕生した。関東大学テニスリーグ5部からスタート、初年度5部優勝、2007年4部優勝、2008年3部優勝、2009年2部準優勝、1部2部入れ替え戦勝利、2010年1部4位、創部6年目の今年は2年連続1部校としてリーグ戦を向かえた。今年の主将は新井夏未(4年 足利南)、主なメンバーは奥田なる美(4年 堀越)、小泉嬉子(3年 宮崎商)、松田望実(3年 鳥取中央育英)、中島由佳梨(3年 八代白百合)、田村実里(2年 弥栄)、岡田優里(1年 四日市商)、下道愛里紗(1年 仁愛女子)、後藤奏子(1年 秀明八千代)。山学チームは、直前合宿を山中湖で行ったが、台風12号に伴う豪雨で十分な合宿は出来なかった。大学コートに戻り3日間打ち込んで有明に乗り込んだ。5連戦のためメンバーを固定しないで、その日の調子を見て出場メンバーを決める。
「関東大学テニスリーグ1部 第1戦 山学大VS慶応大戦≫(9/8) 於 有明テニスの森公園

  山梨学院大   慶応大
  3 D1−1
S2−3
4
D1 中島由佳梨・田村実里
4-6,6-2,6−3 鹿子木文・塩月ゆかり
×
D2 松田望実・下道愛里紗
×
6-7,6-7 宇田川彩・藤田利子
S1 岡田 優里
6-2,6-4 宇田川 彩
×
S2 田村 実里
7-6,6-4 鈴木 彩加
×
S3 下道愛里紗
×
0-6,5-7 塩月ゆかり
S4 奥田なる美
×
6-7,6-2,0−6 藤岡 利子
S5 後藤 奏子
×
3-6,1-6 鹿子木 文

山学大対慶応大戦の試合が始まったのは午前9時30分、すべての試合が終了したのは午後7時15分だった。10時間近くに及んだ長い戦いのあと、ナイター照明の明かりの中で両校のエールの交換が行われた。新井夏未主将は「結果は負けてしまいましたが、一人ひとりの気持ちのほんの少しの差でした。次の専修大は大学王座2位のチームですが、チーム全員がひとつになって絶対に勝ちます」と気持ちを奮い立たせた。試合後、選手を集めた富岡好平監督は「非常に悔しい、皆も悔しいと思う。誰かがちょっと気持ちを緩めると転がり落ちてしまう。今日の負けは正直痛いけれど、反省するところはきちっと反省して、明日からきちっと切り替えて全員でカバーしよう」と奮起を促した。取材の質問に対し三好勲コーチは「うちの選手は緊張してしまった、慶応の選手は気合が入っていた。相手の気迫に押されて、気持ち的に引いた状態で試合に入ってしまった。最後に1年生がNO1として勝ってくれたのは救い。結果的には3勝4敗、惜しいゲームを落としたが、今日の負けを無駄にしないように次の試合に活かしていく」リーグ戦は何が起こるかわからないと語った。
 
山学大は、9日専修大、11日早稲田大・13日駒沢大、15日亜細亜大の日程で、強豪校に立ち向かう。
 
文(M.T) カメラ(平川大雪)
| アルバム1 | アルバム2 |
Copyright (C) 2011 YGUPC. All Rights Reserved.