
「第57回山梨県高等学校陸上競技新人大会」が9月24・25日の両日、甲府・山梨中銀スタジアムで開催され山梨学院高校陸上競技部が大飛躍した。中でも剱持早紀は、初日の三段跳びと2日目の走り幅跳びの2種目とも大会新記録をマークして2冠に輝いた。走り幅跳びの記録5m73cmは自己ベスト、ユース選手権の出場資格(5m70cm)を突破したことから、10月に名古屋市瑞穂陸上競技場で開催される日本ジュニア・ユース選手権に得意の三段跳びに加えて、走り幅跳びにも出場できることになった。
走り幅跳びで
剱持早紀(2年)が5m73cmの自己ベストを出したのは、最後の6回目の跳躍だった。前日の400mリレー決勝を走った際に、踏み切り足の右足がつれてしまい、コンディション的には万全ではない状態だった。入念にアップして、最初は足の様子を見ながらの跳躍だったが、4回目頃から痛みがなくなり、最後の6回目は力まずにリラックスしたベストの跳躍で自己記録を伸ばした。「国体と日本ユースで来年につながる跳躍をしたい」とさらなる飛躍を期している。
大会は関東大会予選を兼ねており、その他の種目では、8種競技が専門の
松田康平(2年)が110mHと400mHの両方を制し2冠を獲得。投てきの杉山愛海(2年)も砲丸投げと円盤投げの2冠を獲得。男子400mの望月勇人(2年)と円盤投げの
西中山創(1年 写真は練習時)も優勝を飾った。この他、
野村唯(2年)が砲丸投げ2位・ハンマー投げ3位で表彰台に上がったほか、男子1600mリレー2位、女子400mリレー3位など好成績が続出、山梨学院高は駅伝勢を欠きながら、男女ともに来年の高校総体につながる学校対抗4位の好成績を収めた。
文・カメラ(M.T)
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