山梨学院パブリシティセンター
関東大学学生リーグ戦
〜山学大が白鴎大を大差で下し開幕2連勝〜
〜8シーズンぶりの1部復帰に向けて発進〜

関東大学リーグ戦グループ2部の試合が10月2日、山梨・御勅使南公園ラグビー場で行なわれ、山梨学院大が白鴎大と対戦した。山学大は開始早々の前半2分、白鴎陣22m付近で得たボールを、原貴洋・網野良希・山口秀伸とつなぎ、山口が左中間にトライを決めて先制した。この日の山学大は、自分たちのミスから相手にボールを奪われ、前半1トライ、後半1トライの10点を白鴎大に与えたが、スクラムとラインアウトで有利に立ち、プレスキッカーの原貴洋が難しい位置からのトライ後CG(コンバージョン・ゴール)も正確に決めて、53−10の大差で白鴎大に勝利、開幕2連勝を飾った。昨シーズンの山学大は、5年ぶりに1部2部入れ替え戦に進み、1部7位の法政大をあと一歩の所まで追い詰めたが惜敗、昇格を逃した。山学大フィフティーンは、夏場の菅平合宿などで攻撃力に磨きをかけ、「今年こそ、1部昇格」を胸に、8シーズンぶりの1部復帰にトライする。


ラグビーシーズンが到来した。先週の第1戦で玉川大を58対13の大差で下した山梨学院大GREEN EAGLESは、4年ぶり2部昇格の栃木・白鴎大を地元山梨・御勅使南公園ラグビー場に向かえて第2戦を戦った。

平成23年度関東大学リーグ戦グループ2部 第2戦
山梨学院大vs白鴎大 (10/2) 於 御勅使南ラグビー場
山梨学院大 ○
53
前半29−5
後半24−5
10
● 白鴎大

山学大は開始早々の前半2分、白鴎陣22m付近で得たボールを、ラックから背番号10番原貴洋(2年 甲府工)→13番網野良希(1年 日川)→15番山口秀伸(2年 桂)と回し、フルバックの山口が左中間にトライを決めて先制、プレスキッカーの原が左足を振りぬいてCGを決めて7−0で立ち上がった。1部2部入れ替え戦で法政大に惜敗した昨年のメンバーから、第1列のプロップ2人が抜けただけの山学大と、3部から上がって来たばかりの白鴎大とはチーム力に差があった。試合の7割は、山学大がボールをキープした。スクラムはゲームキャプテンの2番新井幸輝(4年 市立船橋)を中心に白鴎フォワードを圧倒、ラインアウトは、長身の5番金野新(3年 釜石工)を核にまとまり、相手のラインアウトボールも数回奪った。ただ、この日の山学大は、自分たちのミスで相手にボールを奪われるシーンが時折見られた。フィジーからの巨漢留学生8番チェセ・ジリキスヴァ(3年)に突破され、前半31分に1トライ、後半15分に1トライを許し、白鴎大に10点を与えた。面白かったのは、山学大の8番マーフィー・レイルア(4年 ニュージーランド)と白鴎大の8番チェセ・ジリキスヴァの留学生対決、巨体を利して猛然と突破を図るチェセを、マーフィーが果敢にタックルして食い止めたシーンが何回も見られた。留学生対決は攻守に活躍したマーフィーに軍配が上がった。山学大は、2年の11番安江智一(日川)・14番後藤輝也(桂)、1年の7番大石力也(岡谷工)・13番網野良希(日川)らの新戦力も力を発揮し53-10で白鴎大に勝利、2連勝した。
 
岡部勇哉主将(4年 東海大翔洋)「ミスが多かった。大事なところでハンドリングミスをしたり、個人プレーに走るなど、取れるところで点を取れずに、自分たちで自分たちを苦しめた。次の試合までに課題を修正して、1部昇格に挑みたい」と振り返った。吉田浩二監督「まだ 未完成なチーム、課題は多い。相手がどうということでなく、自分たちをどう作っていくか、強豪と対戦する11月までに課題を克服させて、チームとして成長させていく」と語った。

山学大のこの後の日程は、16日朝鮮大、23日東洋大、11月6日埼玉工大、11月13日専修大、そして、11月27日の最終戦で最強のライバル立正大と対戦する。選手も監督もスタッフも、胸の炎を燃やし、全力で1部昇格に向かう。 
 
文(M.I) カメラ(平川大雪)
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