山梨学院パブリシティセンター
2011オクトーバーフェスティバル
〜学年を取り払った山梨学院小独特の創造祭〜
〜テーマ「With 今 一つになるとき」〜

山梨学院小学校(山内紀幸校長)で、児童が関心を抱いた文化的・芸術的活動について、学年の壁を取り払いチーム単位で一つのテーマを研究する課題探求授業"オクトーバープロジェクト"が2週間にわたり実施され、それぞれのチームが取り組んだ研究成果を発表する集大成の場「2011オクトーバーフェスティバル」が最終日の12日に開催された。今年の研究チームは「ドキュメンタリー番組制作チーム」「ジオ・リサーチチーム」「光と影のミュージアムチーム」「山梨学院モールチーム」など全部で11チーム。各チームは取り組んで来た研究成果や練習してきたパフォーマンスについて"フェスティバル"でチームごとに発表を行った。各教室とスポーツ館、カフェテリア、音楽館、芸術 館が発表の舞台に変わり、会場に入りきれないほどの1200人を超える保護者が小学校を訪れ、子供たちが成長していく姿を見守った。
山梨学院小は、「自律性を育てる」「想像力を育む」「ともに生きることを学ぶ」を教育の3本柱に、学習指導要領の枠を超えた先進的な教育プログラムの実施に取り組んでいる。
オクトーバープロジェクトは、秋恒例の文化的・芸術的活動についてチーム単位で学ぶ2週間の課題探求授業、この期間中は学年の壁を取り払い、1年生から6年生の児童が同じチームで一緒に研究に取り組んできた。今年のチームは「ドキュメンタリー番組制作チーム」「ジオ・リサーチチーム」「光と影のミュージアムチーム」「マッスルビートチーム」「ピタゴラスイッチチーム」「ミュージカルチーム」「科学実験ショーチーム」「音楽チーム」「映画制作チーム」「山梨学院モールチーム」「リラクゼーションカフェチーム」の11チーム。それぞれのチームごとに課題やテーマについて、研究を行ってきた。

最終日のオクトーバーフェスティバルは、最初にプレイコートでオープニングセレモニーが行われ、各チームの代表がプラカードを持って入場、チームごとの紹介パフォーマンスで一気に盛り上がり、各会場で研究成果や練習してきたパフォーマンが発表された。このうち、「ジオ・リサーチチーム」はプロジェクト期間中に富士川の本流・支流6か所で「砂」を採集、顕微鏡で成分の違いを分析した他、川の始まりから海に至る川の終わりを研究テーマに学んできた。発表会場の一角に採集した砂を展示するとともに、床面一杯に富士川流域全体の地図を敷き詰めて、学んできた研究成果を視覚的に表現した。「ドキュメンタリー番組制作チーム」は、各チームが研究する姿を追いかける番組制作を企画 。取材の仕方や撮影の仕方、インタビューの編集やナレーションの音入れなどを学びながら、自分たちの力で"みんなのチームをつなぐドキュメンタリー番組"を制作し、放送だけでなくパソコンにデータを入れて、見たい場面を自由に取り出せる工夫も行った。「マッスルビートチーム」は、よさこいソーランや創作ダンスに挑戦。川田『未来の森』運動公園で校外学習を行ったほか、皆で意見を出し合って衣装作りを行い、本番のフェスティバルで全員が全身で自分とチームを表現した。「山梨学院モールチーム」はイオンモールを現地視察して、模擬モールを出店、手作り雑貨などをチケットで購入する接客サービスをミニ体験した。その他のチームもそれぞれの研究成果について発表を行い、各会場とも大い に盛り上がった。また、児童が取り組んできた美術作品なども多数展示され、学校を訪れた保護者の目を楽しませていた。

"オクトーバーフェスティバル"今年のテーマは「With 今 一つになるとき」。1年から6年までの全校生徒が、チームごとに一体となり、全員がその心と体を一つにして、今の自分とチームの努力を精一杯表現した。

文(M.I)カメラ(藤原 稔)編集(平川大雪)
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