山梨学院パブリシティセンター
第32回山梨県高校芸術文化祭
〜山梨学院高がマーチングバンド部門芸術文化祭賞〜
〜2年連続で全国高校総合文化祭の出場権を獲得〜

 "高校生の芸術文化の祭典"平成23年度「第32回山梨県高等学校芸術文化祭−マーチングバンド・バトントワリング部門発表会−」が11月13日に山梨学院大学古屋記念堂で開催された。大会にはマーチングバンド部門に3校、バトントワリング部門に3校が出場し練習成果を発表した。山梨学院高校からはマーチングバンド部門に吹奏楽部が、バトントワリング部門にチアリーダー部がそれぞれ出場した。大会の結果、マーチングバンド部門の最優秀賞である芸術文化祭賞に山梨学院高校吹奏楽部、バトントワリング部門の芸術文化祭賞に甲府商業高校ソングリーダー部が選ばれた。両チームに来年8月に富山県で行われる全国高校総合文化祭の出場権が与えられた。山梨学院高チアリーダー部は次点の 奨励賞だった。山梨学院高吹奏楽部のマーチングバンド部門全国大会出場は2年連続で通算では6回目の出場となる。


発表会は山梨学院大古屋記念堂フロアーを舞台にして開催され、マーチングバンド部門に山梨学院高校吹奏楽部、桂高校吹奏楽部、甲府商業高校吹奏楽部の3クラブ。バトントワリング部門に山梨学院高校チアリーダー部、甲府商業高校ソングリーダー部、甲斐清和高校バトントワリング部の3クラブが出場した。山梨学院高吹奏楽部は、11月2日までは部活のすべてを芸文祭吹奏楽コンクールの練習に費やしていたため、マーチングバンドの練習が出来たのはわずか10日間、ライバルの甲府商吹奏楽部や桂高吹奏楽部と比べると練習量も練習期間も少なかった。しかも、3年前までは40人前後での出場だったが、昨年から部員数が増え、今年は72人編成に膨れ上がった。1年生全員が未経験な上に、8 月に出場する予定だった福島全国総文祭マーチング部門が中止されたため、2年生部員も、部活を卒業せずに協力した3年生部員も、全員が練習不足で最初は全く足並みがそろわなかった。学校の前庭で放課後毎日練習して大会までに何とかレベルを例年並みに引き上げた。チアリーダー部も同様で、サッカー部の選手権県大会優勝をスタンドで応援するなど、行事に追われて十分な練習は出来なかった。
 
発表会当日は、5番目にチアリーダー部が登場した。ディズニーランドのエレクトリカルパレードの曲に合わせて演技を披露する「エレクトリカルパレード Active & cheerful」が演技タイトル、3年生の多くが引退し、3年生2人、2年生7名、1年生16名の合計25名がフロアーを駆け回り、華麗に舞った。合言葉は元気に可愛く、練習を重ねていく中で、自分たちの個性を活かそうとテンポを上げたり、手具を増やすなどの工夫をして来た。全員が心を一つにして息を揃え、迫力のあるフラッグを用いた演技を可愛く披露した。
 
吹奏楽部は最後に登場、白と黒のコントラストが鮮やかな衣装で演奏と演技を始めた。演奏タイトルは「We cando it!」、指揮を取るのは顧問の渡邊正樹先生。72人の部員は、演奏しながらステップを踏み、リズムに乗って菱形、三角形、台形、さらに曲調をアップテンポに変えて、次々にクロスして隊形を変えていく。中間でゆっくりしたリズムのモデラートからサックスのソロ、終盤でリズムがまた早まり「ハイ、ハイ、ハイ、ハイ」の掛け声、最後は全員が右手を斜めに突き上げてフィニッシュ、見事に芸術文化祭賞に輝いた。
吹奏楽部は、一昨年の大会を集団インフルエンザで欠場したため、連覇としては2連覇だが、その以前も連続して県代表を獲得しており通算6回目の全国出場となる。短期間の練習で全国切符を獲得できたのは、先輩たちが努力を積み重ねて築いたノウハウがあったから。伝統が背中を押し、今年も山梨ナンバーワンの勲章を手にした。
 
吹奏楽部顧問の渡邊正樹教諭は「1年生はマーチングは初めて、2年生も一度しかやったことがない初心者集団、しかも練習期間は10日間でした。今年は難しいと思いましたが、吹奏楽コンクールを取りこぼしたあと、子供たちが絶対取ろうと燃えて、放課後毎日練習に取り組んでくれた。まだまだ未熟ですが、2年連続6回目の県代表に恥じないよう、練習を重ねて行きたい」と語った。
 
チームの本当の舞台は、来年8月の富山全国総文祭、その舞台で力を発揮するために、これから本当の練習に取り組む。
 
文(M.T) カメラ(藤原 稔)
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