
山梨学院大学附属幼稚園は12月9日、山梨学院メモリアルホールにおいて平成23年度「たのしい音楽会」を実施した。この会は、園児たちが様々な表現活動を通して創造性を豊かにし、仲間と力を合わせて発表することで達成感や充実感を味わうこと目的に毎年、この時期に行っている。ホール入口などには園児たちの自由な発想で考えられたクリスマスツリー飾りやキャンドルなどの造形作品が展示され、来場者の目を楽しませていた。ステージ発表では赤組(年少)・黄組(年中)が楽器を使った合奏や合唱を披露し、青組(年長)はミニステージ(合唱)とオペレッタ(音楽劇)を上演した。今年のオペレッタの演目はグリム童話が原作の「くつやと小人」。青組の園児たちは、山梨学院幼稚園の特色ある教育のひとつである"音感教室"で学んだ成果を活かしながら、靴屋と小人たちのお互いを思いやる優しい世界を表現した。観覧した保護者からは惜しみない拍手が送られ、わが子の成長に目を細めていた。会の最後には子どもたちが心待ちにしていたサンタクロースが登場し、今年1年お友達と力を合わせて元気に頑張った園児たちに、ちょっと早いクリスマスプレゼントが贈られた。
「たのしい音楽会」は、園児たちが様々な表現活動を通して創造性を豊かにし、仲間と力を合わせて発表することで、達成感や充実感を味わうこと目的に開催される山梨学院幼稚園の伝統行事のひとつ。園児たちが1年をかけて学んできた学習の成果を発表する場にもなっている。会場となったメモリアルホールの入口ロビーなどには、園児たちが自由な発想で手作りしたクリスマスツリー飾りやキャンドル、「くつやと小人」の世界を表現した造形作品が展示され、来場した保護者は、わが子の作品を写真に収めるなどしていた。ステージ発表では、今年4月に入園した年少の赤組の園児たちが、合奏「白くまのジェンカ」と合唱「いちごケーキ」を元気良く行い、年中の黄組の園児たちは、合奏「ライオンの行進」「こゆき」と合唱「こどものせかい」を表情豊かに発表した。楽器の合奏では、赤組はカスタネット、黄組は手作り楽器と鍵盤ハーモニカを使ってお友達と息のあった演奏を行い、合唱では、口を大きく開けてリズムに乗ってホールいっぱいに歌声を響かせていた。年長の青組の園児たちは、赤組と黄組の発表の合間などにミニステージを設け、パフォーマンスを加えた合唱を披露。さらに青組園児全員によるオペレッタ「くつやと小人」(グリム童話原作 作詞:中山知子、作曲:増本伎共子)を上演した。山梨学院幼稚園では、特色ある教育活動のひとつとして年間を通じ週1回"音感教室"を年長児を対象に実施している。教室では、山梨学院短大保育科の白川和治教授指導のもと、音楽の楽しさや歌詞に出てくる言葉の意味、日本語の美しさなどを学んでいる。園児たちはこの日の発表を楽しみに一生懸命練習を重ね、発表前にはお友達と円陣を組んで気持ちをひとつにて「くつやと小人」の持つ優しい思いやりのある世界観をイメージしながら、小さな体で大きな舞台を作り上げた。観覧した保護者からは、無事に上演を終え、晴々とした表情で一段とたくましくなった子どもたちに惜しみない拍手が送られた。音楽会の終盤には、子どもたちが心待ちにしていたサンタクロースが登場。サンタの登場に子どもたちは歌と手拍子で出迎え、ステージいっぱいのプレゼントが披露されると子どもたちは身を乗り出して満面の笑みで大喜び。プレゼントが入った紙袋を各クラス担任から手渡されると大事そうに抱え、ちょっぴり早いクリスマスをお友達と一緒に楽しんでいた。
文・カメラ(Y.Y)
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