
第90回全国高校サッカー選手権に出場する山梨学院高校と第91回全国高校ラグビー大会に出場する日川高校ラグビー部の代表が、山梨県庁を表敬訪問し小沼省二副知事と滝田武彦県教育長に全国大会への出場を報告した。山梨学院高校からは、川手佳彦副校長・吉永一明監督・白崎凌兵主将の3人が出席。ラグビー県代表の日川高校からは、窪島紀人校長・梶原宏之監督・紀伊皓太主将が出席した。一行は最初に県教育庁室を訪れ、2人の主将はともに「県民の期待に応える戦いをしてきます」と活躍を誓った。滝田武彦教育長は「勝ち負けは大事だが、それを超えるものを持ち帰ってほしい。県民全員で応援します」と励まし、小沼省二副知事は武田信玄の言葉『およそ軍勝、五分をもって上となし、7分を中となし、十分をもって下となす』(戦勝は次への励みになる五分が一番、七分だと怠りを生み、大勝すると驕りを生んで次に敗れる原因となる)を引用して「県大会を苦しんで勝ったのは非常にいいこと。それを励みに全国で頑張ってください」と激励した。
山梨学院高サッカー部は、初出場で初優勝した2年前、ベスト8に勝ち進んだ昨年に続く、3年連続3回目の"選手権"出場となる。日川高ラグビー部は、6年連続41回目の"花園"出場となる。
川手佳彦副校長は「皆が優勝だと言ってくれるので、その調子に乗って、選手は楽しんで戦ってもらいたい」と話し、
吉永一明監督は「県予選は4回戦から出場したが、厳しい戦いだった。特に(帝京三高との)決勝は、ロスタイムに何とか1点を取って、全国出場を果たした。1月2日の試合に向けて、3週間しっかり準備して国立を目指したい」と抱負を述べた。
滝田武彦県教育長は「自分たちの力を発揮してもらいたい、持っているものを全部出す試合をして来てください。勝ち負けは大事だが、それを超えるものを持ち帰ってほしい。県民全員で応援します」と励ました。この訪問のために、戦国時代に『勝ち虫』と呼ばれて鎧や兜の図柄に好まれたトンボ柄のネクタイを着用した
小沼省二副知事は武田信玄の言葉『およそ軍勝、五分をもって上となし、7分を中となし、十分をもって下となす』(戦勝は次への励みになる五分が一番、七分だと怠りを生み、大勝すると驕りを生んで次に敗れる原因となる)を引用し「県大会の決勝はテレビで見ていました。非常に苦しんで帝京三高に勝利したのは非常にいいこと。それを励みに全国で頑張ってください」と激励した。
白崎凌兵主将は「県大会では苦しんだが、それでも負けないで全国に行けることになりました。2年前に優勝した時は1年で、スタンドから見ていた。自分たちもチャンスをもらえたので、自分たちも感動するサッカーをして来たい。県民の期待に応えるよう頑張って来ます」と決意を述べた。日川高校の
紀伊皓太主将は「41回目の出場ですが、最近は初戦敗退が続いている。伝統を復活させるきっかけの年にしたい。周りへの感謝の気持ちを胸に、県民の期待に応えるよう頑張って来ます」とともに活躍を誓った。
日川高校の初戦は12月27日、1回戦で滋賀県代表の光泉高校と大阪・近鉄花園ラグビー場第2グラウンド午前10時45分キックオフで対戦する。山梨学院高の初戦は1月2日、2回戦で兵庫県代表の市立西宮高と東京・西が丘サッカー場午後2時10分キックオフで対戦する。
文(M.T) カメラ(平川大雪)
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