山梨学院パブリシティセンター
平成23年度製菓衛生師試験
〜初挑戦の一期生15名が国家試験に合格〜
〜山梨学院短大フードクリエイトコース〜

山梨学院短期大学食物栄養科フードクリエイトコース第一期生15名が「製菓衛生師試験」に現役合格した。製菓衛生師は、安全なお菓子を作る知識と技術を持った者に与えられる国家試験資格。技術面だけでなく製菓材料に使われる添加物の安全性や、衛生管理面についての知識が厳しく問われる。山梨学院短大フードクリエイトコースは、洋菓子・和菓子・製パンのプロフェッショナルを目指し、さらに、レストランサービス技能士を目指す人のために、昨年から食物栄養科に開設された新コース。製菓実習室「SWEETS STUDIO」を学びの拠点に、学習と実習に励んでいる。11月22日に「平成23年度山梨県製菓衛生師国家試験」が実施され、12月15日に15名の合格が発表された。学生の実習を指導する講師陣は、いずれも山梨県内で長年活躍して来たその道の達人、教授陣と現役プロの指 導で学生の知識と実力が飛躍的に伸び、短大初挑戦で合格率83、3%の好実績を作った。
山梨学院短大のフードクリエイトコースは、食文化の担い手を育てる少数精鋭のプロフェッショナル養成コース。ここで学ぶ学生は、菓子作り・パン作りの国家資格「製菓衛生師」と「レストランサービス技能士3級」の受験資格・中学校教諭二種免許状(家庭)の取得が可能である。学生の多くが地元山梨の出身で「フルーツ王国やまなし」の将来を担う人材育成の場として注目されている。実習を指導する講師陣は、いずれも山梨県内で長年活躍して来たその道の達人、洋菓子担当は内藤傳二特任教授、和菓子担当は小澤精講師、製パン担当は輿石輝夫講師、レストランサービス担当は小牧康伸講師、4人のプロフェッショナルが直接学生たちの実務指導に当たっている。
 
製菓衛生師の受験資格は、厚労省指定の製菓衛生師養成施設で1年以上必要な知識及び技能を修得した者か、2年以上菓子製造業に従事した者に与えられる。試験科目は、「衛生法規」「公衆衛生学」「食品学」「食品衛生学」「栄養学」「製菓理論及び実技(実技は和菓子・洋菓子・製パンから1分野選択)」の6科目で実施される。フードクリエイトコースの学生たちは、1年の後期から週1回の試験対策講座などで傾向と対策を学び、2年の前期までに1020時間の規定時間を満了させ受験資格を獲得した。10月から模擬テストなどの受験対策で実力を伸ばして試験に臨んだ。
 
合格者の一人浅川みづきさんは「菓子作りの基本や色々なパン作りについて詳しく学び、知識が深まりました。1年の後期から試験対策指導をして頂き、少しずつ力をつけて受かることが出来ました。卒業後は県内の菓子メーカーに就職します、短大で学んだことと資格を得たことを自信にして、社会に出て頑張りたい」と夢を膨らませている。指導者の食物栄養科塚原順子専任講師は「学生たちは、2年間コツコツと取り組んで来ました。受験に対して不安を抱いていた学生も、最後に集中力を発揮して合格を勝ち取ってくれました」と話している。山梨学院短大赤井住郎学長は「技術的な事をプロの講師に指導して頂き、理論は1年生の時から先生方が試験対策講座を中心に情熱的に指導して下さった。技術と理論がうまくかみ合って、知らず知らずにレベルが上がり、学生たちは『受けるからには合格したい』と追い込みをかけて準備をしてくれた」指導陣と学生たち双方の努力が実を結んだと語っている。
文(M.I)カメラ(藤原稔)
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