山梨学院パブリシティセンター
日本学生氷上競技選手権 2日目
〜歸山麻衣優勝、松岡三葉2位、土田愛3位〜
〜2日目の段階で女子総合成績トップに浮上〜

北海道・苫小牧市で開催されている第84回日本学生氷上選手権大会(インカレ)は1月7日、大会2日目の競技を行った。創部初の大会3連覇・通算6度目の総合優勝を目指す山梨学院大女子がこの日大健闘した。最初の種目、女子3000mで今シーズン力を伸ばした歸山麻衣が12月の全日本学生スピードスケート選手権に続きライバルの日体大勢を抑えて優勝、学生タイトル二冠を達成、小島早織が5位入賞した。また、女子1000mでは、主将の松岡三葉が2位、土田愛が3位で表彰台に上がり、梅川風子が6位に食い込んだ。それぞれがポイントを獲得、学校対抗得点争いに大きく貢献した。一方、フィギュア競技は、Aクラスのショートプログラムが行われ、那須野光と男子の新人中村智がともに8位の好成績で8日のフリーに挑むことになった。女子の総合優勝争いは、2日目の段階で山学大が38点を獲得、31点の日体大に7点差をつけて一歩リードした。初日トップの高崎健康福祉大は22点で3位に下がった。明日の1500mが優勝争いに大きな 影響を与える展開になって来た。
≪女子3000m 歸山麻衣、小島早織≫
歸山麻衣(きやま・まい 3年 駒大苫小牧)は、1年の時にこの大会で優勝したが、昨年は藤村あゆみ(日体大)に敗れ2位に終わった。今シーズンの歸山は、和田コーチの指導でフォームの改造に取り組み、力をグンと伸ばした。ジャパンカップ第2戦札幌大会で優勝、第3戦日光大会で第3位と日本長距離界トップレベル選手に成長した。学生だけのこの日のレースでは、他を寄せ付けない強さを発揮、2位の阿部真衣(日体大)と3位の藤村あゆみに大差をつけて優勝した。小島早織(こじま・さおり 3年 佐久長聖)は5位となった。歸山麻衣選手は「残り3周から足にきたが粘れたところが良かった。タイム的には満足でないが、学生2冠、すごく嬉しい。ジャパンカップを上位で行けるようあと2戦頑張ります」と語った。小島早織選手は「抑え気味に入ったが、後半落ちてしまった。残り3周がきつかった。スピード力とそれを維持する力をつけたい」とレースを振り返った。
 
≪女子1000m 松岡三葉、土田愛、梅川風子≫
5組で優勝候補の2人、土田愛(つちだ あい 3年 駒大苫小牧)と清水玲香(日体大)が火花を散らす激しいレースを繰り広げた。レース結果は、清水玲香1分23秒02、土田愛1分23秒21となった。その直後の6組で主将の松岡三葉(まつおか みつは 4年 帝京三)が激走、土田の記録を0.01秒上回る1分23秒20でゴール。優勝清水、2位松岡、3位土田の順位となった。一足先に2組で滑った梅川風子(うめかわ ふうこ 3年 大検)が1分26秒12で6位に食い込み、3人とも学校対抗ポイント争いに貢献した。松岡三葉主将は「最後のインカレ、優勝を狙っていたので悔しいが、表彰台に上れて良かった。4年間大変だったけれど、振り返ってみると、一つ一つのことが今につながっている、学んだことを社会に出て役立てたい」と4年間を振り返った。土田愛選手は「入りの200mが19秒00のベストタイムで入れた。ラストでもう少し頑張ればもっと良くなる。全体的には、調子が戻ってきた」と語った。梅川風子選手は「ポイントが取れて良かった。1000mは得意でないが、体力と技術をもっと身につけて、500mだけでなく1000mもしっかり滑れる選手になりたい」と抱負を語った。
 
一方、フィギュア競技は、屋内リンクの苫小牧市沼ノ端スケートセンターで行われ、Aクラスのショートプログラムに那須野 光(2年 東海大三)と、新人のAクラス選手中村 智(1年 長野東)が出場した。ともに8位の好成績で8日のフリーに挑むことになった。
 
3日目8日のスピードスケートは、男女1500mと男子1部1万m、男子2部5000mが行われる。
文(M.T)カメラ(平川大雪)
| アルバム歸山選手 | アルバム女子1000m |
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