山梨学院パブリシティセンター
西関東アンサンブルコンテスト
〜山梨学院高から2チームが山梨代表として出場〜
〜サクソフォーン四重奏・クラリネット八重奏〜

第17回西関東アンサンブルコンテストが1月29日、甲府・コラニー文化ホールで開催された。県大会で金賞(代表)を獲得した山梨・埼玉・群馬・新潟の県代表、中学の部38団体、高校の部25団体、大学の部4団体、一般の部16団体が参加した。全国大会への出場権を競う大会に、山梨学院高校吹奏楽部からサクソフォーン四重奏とクラリネット八重奏の2チームが出場した。山梨学院高からの大会出場は、平成21年度のサクソフォーン四重奏以来2年ぶり2度目。出場メンバーは、サクソフォーン四重奏が、ソプラノ・サックスの神澤晃季(3年)、テナー・サックスの深澤瑞生(2年)ら4人、クラリネット八重奏はクラリネットの白木貴子(2年)、アルト・クラリネットの芹澤康帆(3年)ら8人。審査の結果、2チームともに銅賞を受賞した。高校の部全国大会出場権は、埼玉栄高打楽器八重奏と伊奈学園総合高クラリネット四重奏に与えられた。また、大学の部で都留文科大学サクソフォーン四重奏が、山梨県勢で唯一全国大会の出場権を獲得した。
山梨学院高の2チームは、11月に行われた第35回山梨県アンサンブルコンテストで、北杜高の管楽七重奏・打楽器七重奏チームとともに高校の部山梨県代表の金賞を受賞した。西関東大会に向けて、2チームのメンバーはともに部活のほとんどをアンサンブルの練習に費やし、放課後の教室やホールでお互いの音を確認し合いながら、練習を重ねて29日の本番に備えた。

(大会当日の演奏及び表彰式は、撮影禁止)

サクソフォーン四重奏チーム
S.Sax神澤晃季(3年) 、A.Sax中嶋彩(2年) 、T.Sax深澤瑞生(2年 新部長)、B.Sax赤池勇紀(2年)の4人。演奏曲は、長生淳作曲の[彗星 トルヴェールの《惑星》より]。
発表順2番目に登場した。チームの中心は、今月行われた第22回県管・打楽器ソロコンテスト高校木管の部で第1位の県代表を獲得した3年の神澤晃季、神澤が2年生の3人をリードする編成。演奏は、いきなりアップテンポで始まった。中盤でゆったりしたテンポに変わり、4人それぞれがソロ、最後は全員が気持ちをひとつにして盛り上げて5分間の演奏を終えた。S.Sax神澤晃季君「みんなで全国に行けるよう皆を引っ張ってきた、ほどよい緊張感で楽しく吹けた。有終の美が飾れればいいが?」。吹奏楽部の新部長T.Sax深澤瑞生さん「このメンバーで演奏するのは3回目、仲間を信じて、今までやってきたことを精一杯演奏しました」。A.Sax中嶋彩さん「先輩に指摘された点に注意しました。最初は落ち着いて入り、途中で走ってしまったが、最後は全力で演奏出来ました」。B.Sax赤池勇紀君「前半は、緊張で息が吸えなかった。後半は楽しくなってきて、思い切っていけた」。4人は、ともに自己採点では75点と採点した。

クラリネット八重奏チーム
Es.Cl岸部一希(1年)、Cl.1白木貴子(2年)、Cl.2菊嶋真衣(2年)、Cl.3芹澤佳寿(1年)、Cl.4中川佳歩(1年)、A.Cl芹澤康帆(3年 前部長)、B.Cl竹原瑠菜(1年)、C.A.Cl由井瑞貴(3年)の8人。演奏曲は、ベーラ・バルトーク作曲の[ルーマニア民族舞曲]。
発表順19番目に登場した。3年生2人、2年生2人、1年生4人の編成、最初はゆったりしたテンポで重厚に始まった。中盤でEs.Clの高音ソロ、次いで、A.ClとC.A.Clの低音ソロ、さらに全員が力を合わせて全力演奏、後半は一気にスピードアップ、いい感じに盛り上げて終了した。Cl.1白木貴子さん「山梨県代表として上る舞台は、プレッシャーが大きかったです。練習通りに行かなかった者も、達成感を得ることが出来た者もいます。全員の力を合わせ精一杯の音楽を作れたと思います」。3年のA.Cl芹澤康帆さん(左)とC.A.Cl由井瑞貴さん「1・2年生が頑張ってくれた。今年は9月の吹奏楽コンクール西関東大会で銀賞、マーチングで富山総文祭出場権を獲得、アンサンブルコンテストにも出場できた。来年のチームは自分たちを超えてほしい」と声を揃えた。

出場全チームが演奏を終えた後、夕方4時半から成績発表と表彰式が行われた。山梨学院高校の2チームは、ともに銅賞となった。表彰式を終えたメンバーに対し渡邊正樹教諭は「期待に応えることがどれだけ大変なことか分かったはずです。自分たちの満足を得るために演奏するのではなく、発表会を見に来てくれた人に自分たちをどう表現するか、もっともっと一人一人が表現すべきです。曲の持っている要素・内容をきちんと理解して、しっかり表現するように。1〜2年生は、先輩の思いも組んで成長するように」と全員に語りかけた。サクソフォーン四重奏チームを引っ張った神澤晃季君は3人のメンバーに対し「審査員の先生が審査結果票で指摘した点が君たちの課題だ。だけど、君たちはやっていける、大丈夫だ。何の曲も吹けるから、頑張ってくれ」と後輩たちを励ました。

第35回全日本アンサンブルコンテスト出場チーム
(期日 3月20日、会場 三重県文化会館)

中学校の部
埼玉県代表 東松山市立松山中学校
埼玉県代表 飯能市立飯能第1中学校
(山梨県代表の結果、金賞 山梨南中、銀賞 敷島中、銅賞 塩山中・勝沼中・竜王北中)

高校の部
埼玉県代表 伊奈学園総合高校
埼玉県代表 埼玉栄高校
(山梨県代表の結果 銀賞 北杜高打楽器七重奏、銅賞 山梨学院高サクソフォーン四重奏・クラリネット八重奏・北杜高管楽七重奏)

大学の部
山梨県代表 都留文科大学吹奏楽部サクソフォーン七重奏

職場・一般の部
埼玉県代表 川口市・アンサンブルリベルテ吹奏楽団金管八重奏
新潟県代表 新潟ウインドオーケストラクラリネット四重奏

文(M.T) カメラ(平川大雪)
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