山梨学院パブリシティセンター
トワイライトスクール音楽発表会
〜1年間の練習成果をメモリアルホールで発表〜
〜山梨学院ジュニアオーケストラも演奏披露〜

山梨学院小学校トワイライトスクールの音楽発表会が2月26日、山梨学院大学メモリアルホールを舞台にして行われた。トワイライトスクールは、山梨学院小独特の放課後の学校開放スクール。より広い遊びや学びの場を子どもたちに提供し保護者の子育てをサポートしている。自由に受けられる毎時限開講の「基礎プログラム」と、レッスンを通じて才能を伸ばす1日に一つだけ選択して受講する「専科プログラム」がある。プログラムごとに専門教師陣が子どもたちの"もっと知りたい"を後押ししている。この日の発表会では、音楽分野の専科プログラムを受講している子どもたちが、1年間のレッスン成果を発表した。個人演奏の発表とフルート及びヴァイオリンの合奏、それに、昨年のこの音 楽発表会でデビューした「山梨学院ジュニアオーケストラ」が、一段と成長した自分たちの演奏を披露した。
山梨学院小学校のトワイライトスクールは、放課後の午後3時20分に1限が始まり、1時限45分で1日3時限開講される。毎日自由に選べる「基礎プログラム」では、将棋・サッカー・お菓子作り・宿題指導など、様々な遊びや学びの場が用意されている。レッスンを通じて子どもたちの才能を高める1日に1つだけ選択して受講する「専科プログラム」には、音楽分野・国際理解分野・学習分野・美術分野・思考ゲーム分野・スポーツ分野がある。山梨学院大学・山梨学院短大の教授陣や外部から招く専門講師など、各分野の専門家が子どもたちの眠っている才能や、個々の成長を高める指導を行っている。音楽分野の専科プログラムには、ピアノ・ヴァイオリン・フルートがあり、楽器ごとに専門 講師陣が個別レッスンを行なっている他、9月には、一流演奏家を指導する世界的に高名なピアノ指導者、ウイーン国立音楽大学元教授のヴィクトリア・トイフルマイヤー氏をオーストリアから招いて特別レッスンが行われるなど、子どもたちの演奏レベルを高める取り組みが高いレベルで実践されている。

音楽発表会は、午前中の第一部で個人35人とフルート合奏、午後からの第二部で個人32人とヴァイオリン合奏、それに「山梨学院ジュニアオーケストラ」の演奏発表が行なわれた。ジュニアオーケストラが産声を上げたのは一昨年の10月、最初はピアノ・ヴァイオリン・フルートの個人レッスンを受けている児童だけだったが、トランペット・トロンボーン・ホルンなどの金管楽器も加わり、現在は大人のオーケストラに引けを取らない編成になっている。指導にあたっているのは、音楽の藤巻信哉教諭とトワイライトスクール音楽分野の各講師の先生。そして、指揮を取るのは、小中学校の吹奏楽指導に長年携わってきた山梨県吹奏楽連盟理事でもある新津晴夫事務局長。子どもたちは自分たちが 出来る精一杯の表現力で、アンダーソン作曲「ワルツィング・キャット」など4曲を次々に演奏した。この日は、山梨学院高校吹奏楽部の生徒も演奏に加わり、音に厚みと深みを加えることに協力した。ヴァイオリンを担当した3年生の男の子は「練習で失敗したことを、本番ではきちんと出来た」と話し、チェロを担当した5年生の女の子は「去年より難しい曲になったが、皆の前で楽しく演奏できた」と演奏を振り返った。ジュニアオーケストラが演奏発表を行ったのは今回が3回目、新津晴夫事務局長は「力を合わせるのは難しく、上手くいったことと、上手くいかなかったことがありますが、そこが音楽の楽しいところ、次の発表に向けて頑張って行きたい」と感想を語った。また、ヴァイオリン合奏に参加した6年生の男の子は「ヴァイオリンと野球が好きで一生懸命やった。卒業するので最後の発表会、6年間の思い出がよみがえって胸が熱かった、練習した音を出せた」と話した。この日発表を行った児童は、個人と合奏が67人、ジュニアオーケストラが18人(応援の高校生を除く)、全校生徒は388人なので、2割を超える児童がトワイライトスクールで音楽を楽しんでいることになる。子どもたちは小さな胸をいっぱいに膨らませて、メモリアルホールに自分の音を響かせていた。
文(M.T) カメラ(平川大雪) 
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