
自衛隊山梨地方協力本部から山梨学院大学に対し感謝状が贈られた。感謝状の内容は「自衛官による防衛防災に関する講義、自衛官採用説明会の実施等、募集広報への配慮と、一般幹部候補生をはじめとする多数の入隊者を輩出している」ことに対するもの。山梨地方協力本部長の森純一郎防衛事務官が3月15日に大学を訪問し古屋忠彦学長に感謝状と記念品を手渡した。大学生の就職は、長引く不況の影響で厳しい状況が続いているが、山梨学院大は、公務員試験に強い大学として注目を集めている。「週刊ダイヤモンド」が実施した昨年度大学就職率調査によると、消防官が全国4位、警察官が全国5位、自衛官が全国9位と、地方の大学でありながら群を抜いた実績を残している。森防衛事務官は 「防衛防災の拡充を図るために、今後も寄与して頂きたい」と述べ、古屋忠彦学長は「個性的な大学が、それを社会に対して誇る時代に変わってきた。山梨学院は公務員志向の強い大学として、存在感を示していきたい」と語った。
感謝状贈呈式は、40周年記念館4階会議室で行われ、自衛隊山梨地方協力本部から、本部長の
森純一郎防衛事務官、募集課長の佐藤茂二等陸佐ら4人が出席。山梨学院大学からは
古屋忠彦学長、今井久就職キャリアセンター長ら8人が出席した。森純一郎防衛事務官は「防衛防災の拡充を図るために、今後も寄与して頂きたい」と求め、古屋忠彦学長は「大学生の就職が非常に厳しい時代にあるが、本学は幸い善戦している。個性的な大学が、それを社会に対して誇る時代に変わってきた。山梨学院は公務員志向の強い大学として、その存在感を示していきたい、要請に応えたい」と語った。
山梨学院大は、専任講師による警察・消防コース、国家公務員、地方公務員上級コースの支援プログラム、試験対策講座を設け、合格までの道のりを段階的にサポートしている。また、24時間利用できる自習施設「公務員研究室」など、学生が試験勉強に専念できる学習環境を整えている他、警察・消防・防衛省・国立大学法人などの各官庁の職員を招き、現場の声を聞く「官庁合同説明会」などの取り組みを実施している。就活のノウハウをシステム化させ、公務員志向学生の就職活動を支援している。
一方、内閣府が3月10日に発表した「自衛隊・防衛問題に関する世論調査」によると、東日本大震災に関わる自衛隊の災害派遣活動を「評価する」と答えた人は97,7%に達した。また、自衛隊の印象について「良い」と答えた人は91,7%で1969年の調査開始以来過去最高となった。大震災での自衛隊の活動が好印象につながったとみられる。
今井久就職キャリアセンター長は「大震災以後、人のためになる仕事を希望する学生が増えている。自衛隊はまさに人のためにある組織、学生の希望に添い、働きかけていきたい」と語った。
文(M.Ⅰ) カメラ(平川大雪)
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