山梨学院パブリシティセンター
プロ・大学野球交流戦
〜山学大野球部が巨人軍(第2二軍)に勝利〜
〜先発高梨、リリーフ山田、山本、土屋好投〜

山梨学院大学硬式野球部と読売巨人軍の「第2の二軍」フューチャーズとのプロ・大学交流戦が3月27日、甲府・川田『未来の森』運動公園野球場で開催された。巨人軍の先発マウンドには、昨秋のドラフト育成枠で巨人に入団した0Bの雨宮敬投手(山梨学院高〜山学大〜新潟アルビレックス)が立った。雨宮投手は、前回登板の桜美林大戦では好投したが、母校の後輩たちとの対戦では力みからコントロールを乱し3失点した。一方、山学大の投手陣は、先発したエースの高梨裕稔、リリーフした山田祐也、山本卓哉、土屋直之の4投手がプロ選手を相手に揃って好投した。打撃陣は、巨人の3投手から10安打を奪い4−1で勝利。来週から開幕する関甲新学生野球春季リーグ戦に大きな弾みをつ けた。



日本の野球界は長い間プロとアマチュアの交流が断絶していたが、日本学生野球憲章が2010年に全面改正され、昨年から3月と8月に限り大学野球部の単独チームとプロ野球球団の交流試合が解禁された。山学大野球部は、巨人軍OBの高橋一三監督の働きかけで、昨年8月に川崎・ジャイアンツ球場で初対戦したが、その時はプロの洗礼を浴び3−10の大差で敗れた。それから半年後の今回は、同じチームとは思えないほどの試合をした。

プロアマ交流戦≪山学大vs巨人≫(3/27)川田『未来の森』野球場
巨 人
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山梨学院
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〈バッテリー〉山学大高梨・山田・山本・土屋―田中、巨人雨宮・斎藤・渡辺―鬼屋敷
〈ヒット〉山学大10安打、巨人9安打、

山学大は1回裏、4番に入った児玉卓也(4年 甲府城西)がライトセンター間を破るタイムリー2塁打を放ち先制した。打線がつながり、先輩の巨人雨宮敬から3回と5回に追加点を奪い、8回にもリリーフの渡辺貴洋から1点をもぎ取った。投手陣は先発したエース高梨裕稔(3年 千葉・士気)、リリーフした山田祐也(3年 山梨学院高)、左腕の山本卓哉(2年 愛媛・済美)、新入生の土屋直之(1年 山梨学院高)の4投手がいずれも好投、特に4イニングを投げた山田祐也は、5番円谷に一発は浴びたが、コーナーを丹念に投げ分ける自分のピッチングで勝利投手となった。打線は1番に起用された主将の高田千暉(3年 木更津総合)がリードオフマンとしてチームを引っ張り、4番に入った児玉が期待に応えて長打2本の活躍、打線がつながり巨人の3投手から4点を奪い勝利した。
巨人雨宮敬投手「今日はボールが甘い所に行ってしまった。課題は低く投げる事、追い込んでからしっかり抑えるボールを投げる事。レベルアップして行かないと野球人生短く終わってしまうので、しっかり投げ込んで行きたい」と自分の気持ちを引き締めていた。山学大高田千暉主将「いいチームと戦って、いい試合が出来た。ピッチャーも野手も自信になったと思う。今後につながるいい経験をさせて頂きました。コツコツとつなぐ野球をしっかりやって行きたい」と語った。高橋一三監督は「プロ選手にとって、地元で投げるのは嫌なもの。雨宮はコントロールのいいピッチャーなのに、今日は力んで乱れていた。やり辛かったと思う、これからしっかり投げ込んで伸びてほしい。打順をどうするか色々考えて来たが、選手は自信を持ったと思う。今日の形である程度行けるのではという感触を得た。春のリーグ戦は、全員野球で臨む」と手応えをつかんでいた。

春の関甲新学生野球リーグ戦は4月7日に開幕する。山梨学院大は第2節の平成国際大戦が開幕戦となる。平成国際大学野球場で4月14日(土)10:00、15日(日)12:30試合開始予定で対戦する。プロ・大学交流戦と他リーグの大学との練習試合で得た経験と自信を糧に、山学ナインは春のリーグ戦で優勝を勝ち取る。

文(M.I) カメラ(平川大雪)
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