山梨学院パブリシティセンター
山梨学院小オクトーバー運動場
〜小中学校全国初の熱中症対策グラウンド完成〜
〜完成を祝いモニュメント「未来の灯」除幕〜

山梨学院小学校(山内紀幸校長)の運動場が完成し3月30日、完成を祝うオープニングセレモニーが行なわれた。新設された運動場は、面積約4300u、県内の小学校では初めての人工芝グラウンド。1周132mトラック、50mストレート4レーンがあり、サッカー場、ホッケー場としても使用できる。最大の特徴は、地表の気温と子どもたちの体温を冷やすために、地面から霧状の水が噴き出す散水ミストを備えていること、熱中症予防対策として全国の小中学校で初めて設置された。オープニングセレモニーには、関係者250人が出席、神事とテープカットを行い完成を祝った。
運動場の名称は、小学校と大学キャンパス間の国玉線沿い両サイドに、オクトーバーグローリーの樹(北アメリカ原産のカエデの仲間、秋には夕映えのような明るい橙色を経て、深紅色に変化することからベニカエデとも呼ばれる落葉樹)が植栽されており、愛称オクトーバー通りと呼んでいることから、「山梨学院小オクトーバー運動場」と命名された。

オープニングセレモニーは、最初に学校関係者、工事関係者、地元自治会代表、児童会代表ら8名によるテープカットが行われた。挨拶した山内紀幸校長は「もったいないぐらいの日本一の運動場です。開校前からの10年来の本校の悲願が、最高の形で実を結ぶことになりました。3月8日にプレオープンを行い、たった6日間だけですが、旅立つ6年生が運動場を使うことが出来ました。その笑顔が忘れられません。全国各地から結集し献身的な努力をして下さった工事関係者に厚く御礼申し上げます」と謝意を述べた。工事関係者の代表10人に児童の代表10人が花束を贈り、網野稜一郎児童会会長(5年)が「芝生に寝ころんだら、ふわふわしていて、とても気持ち良かったです。大切に使い、全校児童の絆を深めて行きたいと思います」と児童を代表してお礼の言葉を述べた。完成を記念してトワイライトスクール「ベーシックスポーツ」・「ダンス&スポーツ」受講児童67名がグラウンドいっぱいに広がり、完成を祝う運動と演技を披露した。学校では、通常の授業だけでなく、放課後のトワイライトスクールや野外活動などにも幅広く活用することにしている。
オープニングセレモニーに引き続き、運動場東側に設置された完成記念モニュメント「未来の灯(ともしび)」の除幕式も合わせて行われた。「未来の灯」は、高さ約4m、上部に伸びるステンレスには、子どもたちが大きく成長していく姿が表現され、中央の朱色に表現された部分には、子どもたちの情熱・強い意志が表現されている。また、LED証明によって中央部がライティングされ、「灯」として浮かび上がる構造になっている。ここで学ぶ子どもたちが、学習、文化・芸術、運動、野外活動等を通じて幅広い知識や能力を身に付け、明るい未来に羽ばたいていってほしいという願いが込められている。

文(M.T) カメラ(平川大雪)
アルバムはこちら
Copyright (C) 2012 YGUPC. All Rights Reserved.