
山梨学院高校で5月8日、"高校総体"に出場する選手の壮行会が行われた。第64回山梨県高校総合体育大会春季大会は9日から11日までの3日間、甲府市・小瀬スポーツ公園をメーン会場に、県下44校7400人の高校生アスリートが力と技を競う。山梨学院高からは男女24部1同好会の総勢492名が大会に参加する。壮行会には各部の代表がそれぞれのユニホーム姿で参列した。女子駅伝部の田中結女主将が選手宣誓を行い「青く平和な山梨の空の下でプレーできることに感謝し、磨いた技と力と心で最後まで諦めないで戦うことを誓います」と健闘を誓った。昨年の山梨学院高は、女子が2年連続5回目の総合優勝に輝き、男子は5位入賞した。今年の女子は、陸上・ソフトボール・ゴル フ・体操・新体操などで好成績が予想され、女子総合3連覇を狙う。男子は、陸上・ホッケー・水泳・空手などでの好成績が期待され、昨年の5位以上を目標に臨む。山学選手は爽やかに、精一杯の自分を表現する。
壮行会で挨拶した
古屋忠彦校長は「ブラスバンド部は、日本ホッケー協会の要請を受けてロンドン五輪代表選考会で日本代表を応援演奏しました。見事に五輪を勝ち取ってくれた。嬉しいじゃないですか、選手だけが代表ではなくて、応援する生徒・職員が選手に負けない熱気で応援をすることをスクールカラーにして行きたい。山梨学院は十分な歴史を持った超名門の私学ではないが、君たちが歴史を作っているんだという誇りを持って高校総体に臨んでもらいたい。今年のチームのベストを目標に、爽やかに戦ってもらいたい」と選手と応援する生徒を励ました。
登川詩音生徒会長は「選手の皆さん、昨年を上回る心持で試合に臨んでください。私たちは一つのチーム、一丸となって応援します。ベストを尽くし、悔いの残らない戦いをしてください」と仲間を励ました。選手宣誓を行った女子駅伝部
田中結女主将は「ともに汗を流した仲間を信じ、自分を信じ、この青く平和な山梨の空の下で思う存分プレーできることに感謝し、磨いた技と力と心で、最後まで諦めない全力プレーで戦うことを誓います」と健闘を誓った。応援委員会とチアリーダー部のリードで全校生徒が校歌を斉唱し、拍手と声援で選手を大会に送り出した。
今年の山梨学院高は、冬季大会のスキー競技で女子優勝・男子2位で、すでに6得点を獲得している。また、5日に先行開催された陸上競技では、女子円盤投げで杉山愛海が大会新で2連覇を達成したほか、松田康平が110mH、望月勇人が400mで優勝。男子1500mは西山令優勝、上田健太2位、矢ノ倉弘3位で表彰台を独占。女子1500mは野田友梨花優勝、坂口真子2位、矢田貝美咲4位となるなど男女揃って好成績でスタートした。サッカーは5位〜8位決定戦に回ったが、6連覇を目指す女子ソフトボールを始め、陸上男女、ホッケー男子、ゴルフ女子、体操・新体操女子に優勝の期待がかかる。女子の学校対抗争いは、昨年優勝の山学と準優勝の甲商それに日本航空が上位争いを繰り広げる展開が予想される。男子は、昨年優勝の甲府工と準優勝の日川を山梨学院、駿台甲府が激しく追う展開となりそう。開会式は、明日9日午前9時から、甲府市小瀬スポーツ公園山梨中銀スタジアムで行われる
文(M.T) カメラ(平川大雪)
アルバムはこちら