山梨学院パブリシティセンター
山梨県高校総体 いよいよ開幕
〜開会式で優勝旗返還、女子駅伝部田中主将選手宣誓〜
〜女子800m表彰台独占など陸上競技で優勝続出〜

第64回山梨県高等学校総合体育大会春季大会が5月9日開幕した。甲府・山梨中銀スタジアムで開会式が行われ、昨年度女子総合優勝の山梨学院高と男子総合優勝の甲府工高から優勝旗が返還された。今年の選手宣誓は山梨学院高女子駅伝部の田中結女主将が務め「磨いた技と力と心で、最後まで諦めない全力プレーで戦うことを誓います」と宣誓を行い3日間の大会が幕を開けた。初日の山梨学院高は、女子800mで坂本寿美佳・高橋真以・斉藤暁が表彰台を独占、女子砲丸投げの杉山愛海と男子400mHの松田康平が先行開催された5日の種目と合わせ2冠を獲得するなど、陸上競技で優勝者・入賞者が続出した。この他、空手個人形で男子の佐藤隼将と女子の田中美佐稀(2連覇)が揃って優勝を果たした。また、団体競技では、ホッケーが順当に優勝、テニス団体戦で男女ともに2位を獲得。山梨学院勢は、男女とも爽やかに精一杯の自分を表現、上々のスタートを切った。
午前9時から行なわれた開会式、バックスタンドは34校908名で編成された大吹奏楽隊で埋まった。前年度女子優勝校の山梨学院高は、参加44校の先陣を切って一番目に入場行進した。中澤穂菜美生徒会副会長が優勝旗を返還、女子駅伝部田中結女主将が「ともに汗を流した仲間を信じ、自分を信じ、この青く平和な山梨の空の下で思う存分プレーできることに感謝し、磨いた技と力と心で、最後まで諦めない全力プレーで戦うことを誓います」と凛とした声でしっかり選手宣誓を行った。

≪陸上競技≫
競技数の多い陸上は5日に始まり、この日が大会2日目となる。最初の決勝種目女子砲丸投げで山学勢が躍動した。優勝杉山愛海(3年)(2連覇・5日の円盤と合わせ投てき2冠)、2位澤登裕佳(1年)4位大久保祐佳(2年)と好成績で発進した。杉山愛海選手は「円盤は自己ベスト、砲丸はベストではないが次につながる投てきだった。明日のやり投げは苦手なので3冠は意識しないでベストを出したい」と語った。男子400mHは優勝松田康平(3年)2位望月勇人(3年)となった。(松田は5日の110mHと合わせ2冠)。二人とも「自己ベストです。南関東で6位以内に入りインターハイに出たい」と声を揃えた。男子3000m障害は優勝矢ノ倉弘(2年)、2位南嘉紀(2年)、6位山口純平(1年)と入った。走り幅跳びが専門の剱持早紀(3年)が走り高跳び1m61で2連覇。男子砲丸投げは2位西中山創(2年)4位野村唯(3年)となった。2日目の最終種目800mでも山学勢が大活躍した。女子800mは山学の3人が表彰台を独占、優勝坂本寿美佳(2年)、2位高橋真以(1年)、3位斉藤暁(1年)の順位となった。男子800mは優勝西山令(2年)、2位大久保勇生(3年)、5位深沢優(3年)の順位、西山は5日の1500mと合わせ2冠獲得となった。

≪空手道≫
空手個人形で男子の佐藤隼将(3年)と女子の田中美佐稀(3年)(2連覇)が揃って優勝を果たした。佐藤隼将選手は「下半身を意識して技を決める課題を修正して関東に挑みたい」と話し、田中美佐稀選手は「ケガをしていて調子が悪かったが、本番では何も考えずに集中することに努めました。関東では肩の力を抜いて力まずに頑張りたい」と、ともに目標を関東大会に移した。

この他の競技では、ホッケーが白根高を11−0で下し順当に優勝、テニス団体戦で男女ともに2位を獲得した。サッカーは日川高を1−0で下し5位決定戦に進出。ソフトボールは甲府商を7−0で下し準決勝進出を決めた。

文(M.I)カメラ(平川大雪・藤原稔)
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