山梨学院パブリシティセンター
レスリング東日本学生リーグ 3日目
〜3連勝のあと日体大・早大・専修大に3連敗〜
〜大接戦を演じながら3試合とも勝負に負ける〜

大学日本一を決める学生レスリング界最大のリーグ戦「2012東日本学生レスリングリーグ戦」は5月17日、3日目の戦いが東京駒沢体育館で行われた。東日本学生リーグは、1部の16校がA、Bの2グループに分かれ8校で総当たり戦を行い、両グループの1位校が最終日最終試合で優勝決定戦を行う4日間連戦の大学対抗団体戦。Aグループの山学大は、初日の東洋大戦・神奈川大戦と2日目第1試合の法政大戦まで3連勝したが、2日目第2試合の第4戦日体大戦で大接戦しながら敗れ、3日目の第5戦早稲田大戦と第6戦の専修大戦のいずれにも、大接戦を演じながら敗れてしまい、3連敗を喫してしまった。18日に中央大との最終戦を残しているが、Aグループのトップは無敗の日体大、山学 大の優勝の可能性はなくなった。



第5戦 ≪山学大vs早稲田大≫ (5/17) 於 東京駒沢体育館

  55kg 60kg 66kg 74kg 84kg 96kg 120kg
山学大 高橋 鴨居 濱本 バヤラー 亀山 鈴木 金澤
 
早稲田大 西 柏木 田中 保坂 北村 廣瀬 大坂

山学大3勝4敗敗退

大会3日目の第1試合、第5戦早稲田大との山学大布陣は、55s級高橋侑希(1年 いなべ総合)、60s級鴨居正和(2年 香川中央)、66s級濱本豊(3年、山口鴻城)、74s級レンチン・オチル・バヤラー(3年 モンゴル)、84s級亀山晃寛(2年、大泉)、96s級鈴木友希(4年、八戸工大第一)、120s級金澤勝利(4年 種市)の7人。

55s級の超新星高橋(侑)と60s級の鴨居はピリオドを落とすことなく2勝。勢いがついたと思われたが、濱本・バヤラーが連敗。亀山はリードしていた1Pに腰を痛めるアクシデントに見舞われてしまい何とかこのピリオドを制したが、2P・3Pは踏ん張れず敗退、次の専大戦は欠場した。主将の鈴木は本来84s級の選手、1階級上の96s級で戦い早稲田廣瀬と大激闘、3Pにバックから連続ローリングを奪い勝利した。120s級の金澤は1Pをリードしながら終了3秒前に前に出て逆転を許し、2Pも取られ敗戦となった。

第6戦 ≪山学大vs専修大≫ (5/17) 於 東京駒沢体育館

  55kg 60kg 66kg 74kg 84kg 96kg 120kg
山学大 高橋 鴨居 濱本 野間 鈴木 中村 金澤
 
専修大 半田 荻原 近藤 木村 澤田 大平 谷藤

山学大3勝4敗敗退

第6戦の布陣は、55s級高橋侑希(1年 いなべ総合)、60s級鴨居正和(2年 香川中央)、66s級濱本豊(3年、山口鴻城)、74s級野間一輝(3年 霞ヶ浦)、84s級鈴木友希(4年、八戸工大第一)、96s級中村風太(3年 佐倉南)、120s級金澤勝利(4年 種市)の7人。

この試合も55s級の高橋(侑)・60s級鴨居が連勝したが、濱本以下が3連敗を喫してしまった。しかし、96s級に起用された中村が大健闘した。1Pは豪快な大技で相手をマットに沈め、2Pはバックからローリング3回で圧勝した。120s級の金澤は1Pも2Pも相手を圧倒、勝利目前だったが、5−0から狙った3連続目のローリングがツルリと外れ、逆に押さえ込まれてしまった。まさかの逆転フォール負けで敗戦となった。

試合後に選手を集めた高田裕司監督は「4年生がだらしなかった。日体大と早稲田といい試合をしても、専修大にこんな負け方をしては笑われてしまう。やってきた力を試合で出せなかったら、練習してきた意味がなくなる。明日の最後の試合は絶対に自分の力を出し切るように」と檄を飛ばした。下田正二郎部長は「勝つんだという顔をしていなかった。この競技は食うか食われるかだから、技術以上に気持ちが大切だ。顔に気持ちが表れる、何かが足りなかった。変なパフォーマンスはするな、絶対に勝つという気迫を顔に出して戦いなさい」と選手を諭した。小幡邦彦コーチは「4年生はしっかりしなければいけない、下級生はお前らの姿を見て頑張ろうと思うのだ。明日勝てば3位になれるかも知れないが、負けたら笑われてしまう。しっかり反省して明日は気持ちを切り替えて戦え」とチームの中心となる主将の鈴木友希と大黒柱にならなければいけない金澤勝利に奮起を促した。

山学大は最終日の18日午前11時から、中央大とAグループ3位を賭けて対戦する。

文(M.T) カメラ(平川大雪)
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