山梨学院パブリシティセンター
全日本大学ホッケー王座決定戦 準決勝
〜山学大女子準決勝で東海学院大に敗れ連覇ならず〜
〜2−2の同点で終了、シュートアウト戦で敗れる〜

平成24年度第31回全日本大学ホッケー王座決定戦は6月18日、埼玉・飯能市阿須運動公園ホッケー場で準決勝が行われた。山学大男子は前日の準々決勝で立命館大に敗れ進出を逃したが、女子は、清泉大を下して進出し東海学院大と対戦した。試合は、東海学院大が先行し山学大が追いかける展開となった。前半を0−1で折り返した山学女子は、後半開始早々にFW天野真衣がドリブル突破でサークル内にボールを持ち込み、相手の反則を誘いペナルティーコーナー(PC)を獲得。このチャンスに五輪代表に決まったMF田中泉樹がヒットシュートを豪快に決めて追いついた。後半16分にミスからカウンター攻撃を受けて失点したが、28分に得たPCを再び田中が決めて2−2の同点で終了 した。PS戦に変わる新ルールのシュートアウト(SO)戦の結果3−4で惜敗、山学女子は2連覇ならず3位決定戦に回った。


全日本大学王座決定戦は、北海道、東北、北信越、関東、東海、関西の地区代表男女各12大学が出場し大学日本一の座を争う。山学大は、男子は関東第3代表として出場し1回戦で東京農大を下したが、17日の準々決勝で関西第1代表の立命館大に0−2で敗れベスト8に終わった。一方、関東第1代表の女子は1回戦シードで2回戦から登場、17日の清泉大戦に2−0で勝利、18日の準決勝で、事実上の決勝戦東海第1代表の東海学院大と対戦した。

平成24年度全日本大学ホッケー王座決定戦 女子準決勝
≪山梨学院大vs東海学院大≫(6/18)於 飯能市阿須ホッケー場
● 山梨学院大 2
前半 0−1
後半 2−1
PSO 3−4
2 東海学院大 ○
得点 田中泉樹2(山学)、義浦・市山(東海) 

試合の序盤は、山学大がいい形を作って攻め上がったが、前半20分に東海学院大にリバースヒットシュートを決められて流れが変わり、追いかける展開となった。前半を0−1で折り返した後半の開始早々、FW天野真衣が左サイドからドリブル突破でサークル内にボールを持ち込み、相手の反則を誘いPCを獲得した。このチャンスに16日にロンドン五輪日本代表に決まったばかりの田中泉樹がフリックシュートを豪快に決めて追いついた。後半16分にミスからカウンターを受けて失点したが、26分に得たPCを再び田中が決めて2−2の同点に追いついて前後半が終了した。PS戦に変わる新ルールのペナルティ・シュート・アウト戦(PSO戦・23mラインからドリブルで持ち込み、GK と1対1で8秒以内にゴールを決める方式)の結果は3−4で惜敗、山学女子は2連覇ならず3位決定戦に回った。

試合後選手を集めたジョン・シアン監督は「2度先行された試合を諦めずにしっかり戦ったことは良かった。どちらに転ぶか最後まで分からないゲームだった。ただ、勝ち切れなかったということは、これが現状の力ということ。インカレで勝つためには、まだ力不足だということです。チームとしてまとまって課題の克服に取り組んでほしい。自分たちがやろうとすることを充分にやれるようになるまでしっかり練習に取り組んでもらいたい」と下を向く選手たちを励ました。フィールドを縦横に走り回り、同点に追いつくPCを獲得した天野真衣選手(4年 岐阜・各務原)は、しばらく声が出なかったが「今まで自分は結果を残すことが出来なくて、それが一番の課題だったので、この試合ではどうしても結果を残そうと思って、それだけを思って攻め込みました。気持ちでは負けてなかったと思うけれど、ジョンさんに言われたようにまだ力不足だと思う。この悔しさを忘れずに練習に取り組み、インカレでは絶対優勝したい」と声を振り絞った。守備の要であり攻撃の起点としてチームを引っ張ったFB伴田久美主将(4年 京都・須知)は「相手の2点目は自分のミスからの失点です。コーナーを取って追いついてくれて、本当にこのチームはすごいなと思った。こんな結果になってしまい悔しい。自分は4年生としても、キャプテンとしてもまだまだだと思う。でも、みんなで気持ちを切り替えて、明日の3位決定戦に勝ち、インカレでもう一回優勝を狙いたい」と涙をぬぐった。

最終日の19日に3位決定戦と決勝が行われる。女子の3位決定戦は山学大vs駿河台大、決勝は東海学院大vs天理大、男子の3位決定戦は立命館大vs明大、決勝戦は早大vs天理大の組み合わせとなった。

文(M.T) カメラ(平川大雪)
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