山梨学院パブリシティセンター
南関東高校陸上で山梨学院高勢健闘
〜矢ノ倉3千障害で優勝、剱持走り幅跳び3位〜
〜西山1500m4位、青葉3000m4位〜

平成24年度関東高校陸上競技大会(全国高校陸上南関東・北関東地区予選会)が6月15日から18日の4日間、群馬・前橋市の正田醤油スタジアム群馬で行われた。1都7県の都県代表がインターハイ出場をかけて戦うハイレベルな戦いに、山梨学院高の陸上競技部と駅伝部から県予選を勝ち抜いた男子15人、女子19人が出場した。このうち、男子3000m障害で矢ノ倉弘が見事に優勝、南関東(山梨・東京・神奈川・千葉)bPとしてインターハイに出場することになった。剱持早紀は走り幅跳び3位、走り高跳び5位でインターハイに2種目出場する。男子1500mの西山令と女子3000mの青葉愛がともに4位に入り、山梨学院高から4人が「2012北信越かがやき総体」に出場す ることになった。

[詳しくは]
南関東(山梨・東京・神奈川・千葉)と北関東(埼玉・ 群馬・栃木・茨城)の各都県代表3500名が群馬・前橋市正田醤油スタジアム群馬に一堂に会し力と技を競った。高校陸上界では「関東を制するものは全国を制す」といわれるハイレベルな大会。山梨学院高からの出場者は、過去最高だった昨年の25人をさらに上回る34人が県予選で6位以内に入り出場した。

山梨学院勢4日間の戦いを振り返ると、初日の15日は女子走り高跳びで剱持早紀(3年)が1m64cmで5位に入り、男子1500mで西山令(2年)が3分55秒13のタイムで昨年の9位から4位に躍進、初日に2人がインターハイ出場を決めた。2日目の16日は雨中のレースとなり、期待の長距離陣が伸びなかった。男子5000mは河村知樹(2年)8位、市谷龍太郎(2年)9位、上田健太(2年)10位。女子1500mは坂口真子(1年)8位、野田友梨花10位となり、いずれもインターハイを逃した。3日目の走り幅跳びで剱持早紀(3年 県大会写真)が3回目に5m64cmを跳び3位を獲得、走り高跳びと合わせインターハイ2種目出場を決めた。最終日の3000m障害で矢ノ倉弘(2年 県大会写真)がやってくれた。去年の矢ノ倉は水門を越えた際に、後続の選手に押し出される形でトラック内に足が入り失格の屈辱を味わったが、今年は9分16秒54で優勝、見事なリベンジとなった。女子3000mは青葉愛(2年)が9分21秒14で4位になりインターハイ出場権を獲得、塩川結(2年)13位、田中結女(3年)14位となった。
4日間大会の結果、インターハイ出場権獲得者は、昨年の2人(卒業した鈴木千晴と剱持早紀)から4人(矢ノ倉・剱持・西山・青葉)に増えた。山梨学院高勢は全員が己の限界に挑んだ。全員が満足を得たわけではないが、長距離陣は都大路への思いを、短距離・フィールド陣はさらなる高みへの思いを、それぞれの胸深くに刻んだ。

インターハイ出場者4人の抱負
剱持早紀選手「腰の故障で余り練習出来ていなかった。ここから直して行って万全の状態で臨めるようにして、幅跳びは自己ベスト(5m73)を超える跳躍をして上位を目指したい、高跳びは気負わずに楽しみたい」。矢ノ倉弘選手「去年の南関東では失格という屈辱を味わったが、去年の借りはしっかり返せたと思う。インターハイは格上の選手が多いが、しっかりついて行きラスト勝負で上位に食い込みたい」。西山 令選手「2年の今年から全国の舞台で勝負出来ないと、駅伝と来年のインターハイで優勝するのが難しくなって行く。挑戦者として積極的にレースを進めて入賞を目標に頑張りたい」。青葉 愛選手「関東ではラスト勝負で遅れて4位になった。インターハイでは関東の時と同じように先頭集団に食らい付いて行って、ラストで競り勝てるようにしっかり練習して、全力を尽くして記録を出したい」。

陸上競技のインターハイは、7月29日から8月2日まで、新潟市・東北電力ビッグスワンスタジアムで開催される

文(M.T) カメラ(平川大雪)
アルバムはこちら
Copyright (C) 2012 YGUPC. All Rights Reserved.