山梨学院パブリシティセンター
平成24年度第3回県政ひざづめ談議
〜山梨県知事と大学生が観光について意見交換〜
〜若者のアイディアで観光行政の充実を図る〜

山梨県知事が県民と県政の課題等の対話を行う「県政ひざづめ談議」が7月12日、山梨学院広報スタジオで行われた。「県政ひざづめ談議」は平成19年から始まり、行政改革の一環として「正確な情報は常に現場にあり、県民にある」を念頭に県民と知事が普段着の対話をし、県民総参加の県政を推進するために年20回ほど実施されている。この日は、平成24年度の第3回目にあたり、横内正明山梨県知事や県の関係部局の担当者、山梨学院大学現代ビジネス学部と経営情報学部の学生11人が「山梨県の観光」をテーマに意見交換を行った。大学生と知事とのひざづめ談議は初開催。参加した学生は「やまなし観光カレッジ」の修了生で観光に対する意識も高く、山梨県外の学生も多く含まれており、富士山の環境問題や中心市街地の活性化、観光PRの方法など様々な意見を出し、山梨県の観光を充実させるべく知事と対話を行った。
平成24年度第3回目の県政ひざづめ談議のテーマは「山梨県の観光」。横内正明知事、松谷荘一公聴広報課長、弦間正仁観光振興課長が、山梨学院大学現代ビジネス学部と経営情報学部の学生11人と意見交換を行った。参加した学生はいずれも「やまなし観光カレッジ」の修了生。「やまなし観光カレッジ」は山梨県観光部の主催事業で、"おもてなしのやまなし"向上のために、県内の大学と連携を図りながら地域の魅力を学ぶ講座などを実施している。この日集まった学生の出身地は山梨に限らず、北海道、静岡、長野、鳥取と日本全国に渡っており、中国からの留学生も含まれている。

冒頭で横内正明山梨県知事は「みなさんは「やまなし観光カレッジ」修了生ということで山梨県の観光について関心を持っていただいている方たちだと思います。きょうは、山梨の観光をもっと良くするために、感じていることを遠慮なくお話いただきたいと思います。久しぶりに若い方々とのお話で楽しみにしています」と挨拶。学生からは、普段山梨で生活している上で感じている観光に関する問題や他県と比較した際に改善すべき点など様々な意見が出された。富士山の景観(環境)、中心市街地の活性化、観光情報の発信方法、リニアなど公共交通、外国人向けの観光PRなど若者目線の斬新なアイディアに、横内知事はメモを取りながら学生たちの意見に耳を傾けた。また、学生たちは自分たちが感じたこと以外にも、他の自治体の取り組みを例に挙げ、静岡市(旧清水市)にあるエスパルスドリームプラザ(Jリーグのサッカーチームをコンセプトにした大型複合施設)を参考に、ヴァンフォーレに関係したショッピングセンター(テーマパーク)を作ってみてはどうかという意見を出した。さらに、香川県が"うどん県"としてPRしていることに着目し、山梨県も何か愛称をつければ話題になるといった意見も出された。これらの意見を受けて横内知事は「色々なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。いくつか検討してみたいものもありましたので、みなさんの色々なアイディアを実現できるよう努力したいと思います。今後とも山梨の観光PRをお願いします」と語り、ひざづめ談議を締めくくった。
文・カメラ(Y.Y)
アルバムはこちら
Copyright (C) 2012 YGUPC. All Rights Reserved.