山梨学院パブリシティセンター
東日本ホッケー大会
〜山梨学院高と伊吹高が再び決勝で対決〜
〜インターハイでの雪辱を誓う準優勝〜

〜シャトレーゼカップ〜第25回東日本ホッケー大会(主催山梨県ホッケー協会)が7月14日から16日の3日間、山梨学院ホッケースタジアム・南アルプス市白根中央公園で開催された。出場チームは高校の男子20チーム・女子10チーム。東日本の高校ナンバー1を決める大会ながら、今年の大会には滋賀・伊吹高校、京都・立命館高校、大阪・羽衣学園高校など近畿・東海の強豪校が数多く参加、8月1日から福井県で開催されるインターハイ・ホッケー競技の前哨戦の形相を帯びて覇権が争われた。最終日の16日に決勝戦が行われ、男子の決勝は3月の全国高校選抜ホッケー大会で全国優勝した伊吹高と準優勝した山梨学院高が再び対決した。試合は伊吹高が先行し山梨学院高が追う展開となった。終盤に突き放され山梨学院は2−5で敗れたが、点差ほどの実力差は なかった。山学選手はインターハイでの雪辱を心に誓った。
山梨学院高チームは、予選リーグで伊豆中央高、可児工業B、飯能南Bをそれぞれ大差で下し、決勝トーナメントに進出、準決勝で伊吹高Bチームを5−0で下して決勝に進出した。一方、伊吹高Aチームは利根商業、立命館などを下して決勝に進出した。

第25回東日本ホッケー大会 男子決勝
≪山梨学院高vs伊吹高≫(7/16)於 山梨学院ホッケースタジアム
● 山梨学院高 2
前半 1−2
後半 1−3
5 伊吹高A ○

試合開始時間は午後2時20分、猛暑日の炎天下の元、暑さとも戦う決勝戦となった。試合は開始早々の1分にペナルティコーナー(PK)を得た伊吹高が先制する展開で始まり、13分に伊吹高がPKから2点目を入れた。序盤から先行された山梨学院は苦しい展開となったが、20分過ぎに得たPKを伊藤義一(3年)が決めて1点を返し前半終了直前にも相手ゴール前に迫った。サイドが変わった後半も伊吹にPKから追加点を奪われた後に反撃する展開になった。伊藤義一がリバースヒットシュートを豪快に決めて追いすがったが、再度PKから得点を許した。最後は突き放されて2―5で敗れ、選抜大会の雪辱はならなかった。試合後選手を集めた寺本祐治監督は「点差ほどの差はなかった、集中力の差だ。それが体力から来るのか、気持ちから来るのか、集中力を切らさないことがインターハイの課題だ。あと2週間、自分の足りない部分をしっかり補うように努めろ」と選手を励ました。

この決勝戦と女子準決勝の主審は、ロンドンオリンピックに国際ホッケー連盟から派遣されて審判を務める相馬知恵子さん(山学大ホッケー部OG)が務めた。相馬さんは27日にロンドンに出発する予定、「3度目の五輪、予選の笛で判定されて、決勝トーナメントの笛を吹けるか決まるので、落ち着いて冷静にしっかり笛を吹きたい」と語った。

「2012北信越かがやき総体・ホッケー競技」は、8月1日から5日の間、福井県丹生郡越前町の福井県立ホッケー場を中心に開催される。男子の優勝争いは、伊吹高・山梨学院高・横田高・丹生高が四強、これに天理高・石動高・沼宮内高が追う展開が予想される。山梨学院高は8月1日の1回戦で兵庫・甲南高と対戦する。勝つと2回戦で天理高、準々決勝で地元の丹生高、準決勝で伊吹高との対戦が予想される組合せになっている。創部初の全国制覇を目指す山梨学院高ホッケー部は、"リベンジ"を胸にインターハイの舞台に向かう。

文・カメラ(M.T)
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