山梨学院パブリシティセンター
200m準決勝で自己ベスト!
〜鈴木聡美200m平泳ぎも決勝進出、メダルの予感〜
〜大学キャンパスでは水泳部員が連夜の大合唱大声援〜

ロンドンオリンピックで山梨学院大学史上初のメダリストとなった鈴木聡美選手が、100m平泳ぎ銅メダル獲得から中一日で、日本時間の8月1日午後6時50分からの200m平泳ぎ予選に再び登場した。予選3位で準決勝に進み、2日午前4時40分からの準決勝では自己ベストの2分22秒40を記録した。準決勝も3位で決勝進出を決めた。鈴木は予選・準決勝とも絶好調の泳ぎを見せた。組み立てたペース配分で冷静に泳ぎ、余裕を持って決勝に進んだ。山学大キャンパスでは、クリスタルタワー7階広報スタジオでパブリックビューイングが3日間連続開催された。水泳部員や教職員ら80人が「さとみ〜、行け〜、」とロンドンに向け大合唱で大声援を送った。表彰台を予感させる自己ベ ストの泳ぎに、2つ目のメダルへの期待が一段と高まった。
予選レース直前のパブリックビューイング会場、水泳部員たちが大合唱を始めた。「それ行け、僕らの人気者、さとみ・さとみ、No1」、「行け行け聡美〜、飛べ飛べ聡美〜」一気に会場のボルテージが高まった。鈴木聡美は予選3組4コースで登場して来た。50m32秒85、100m1分09秒19、150mは1分46秒12、ここまでは自己ベスト(2分22秒99)を出した4月の日本選手権の時より1秒以上早いペースで泳ぎ、最後はやや流した感じの2分23秒22でゴールした。最初から最後までこの組トップ、全体の3位で準決勝に進んだ。鈴木はインタビューで「準決勝ではベストを超えるくらいの勢いで泳ぎたい」と答えた。予選レース直後のテレビ画面に、日本代表チームのコーチとして現地入りしている神田忠彦水泳部監督が平井伯昌ヘッドコーチとともに映し出され、部員たちから再び歓声が上がった。同じ平泳ぎの後輩柴山鈴加(1年 富山商 写真左)・西海詩乃(1年 山梨学院高)の両選手は「初めてのオリンピックとは思えないメンタルの強さを発揮して格好良かった。プルも強く、キックも強い聡美さんの泳ぎを参考にして、自分も五輪を目指す強い選手になりたい」と口を揃えた。

準決勝は2日午前4時40分から行なわれ、鈴木は予選のインタビューで答えた通りの泳ぎをして見せた。準決勝2組5コースで泳ぎ、100mは3位だったが、150mで2位に上がり、最後は日本選手権でマークした記録を更に上回る2分22秒40の自己ベストでゴールした。世界新(2分20秒20)を出した隣の4コースレベッカ・ソニ(米国)に次ぐこの組2位、全体3位で3日の決勝進出を決めた。もう一人の日本代表15歳の渡部香生子は準決勝14位で決勝進出を逃した。鈴木は「準決勝は、前半は予選通りに行って、100〜150mのところを上げようとコーチとも相談して攻めたが、最後の50mがとてもきつくて、どうなるか判らなかったけれど、決勝に残ることが出来てよかった。緊張したけど冷静に泳ぐことが出来ました」。レース後のインタビューで明日も頑張りますと答えていた。決勝レースは日本時間3日午前3時30分から行なわれる。

文(M.T) カメラ(平川大雪)
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