
山梨学院大学附属幼稚園子育て支援センターは8月28日、山梨学院短期大学調理実習室で親子体験講座「親子でクッキング」を開催した。この講座は、山梨学院子育て支援センターの子育て支援事業として昨年初めて実施され、今回で2回目を数え、食材や調理への関心を高め、親子で一緒に楽しく調理をすることを目的としている。午前・午後の部で50組の親子が応募し、きょうだいや家族で参加する姿もあり、昨年参加した親子も数多く参加した。親子は、山梨学院幼稚園管理栄養士の佐野英子講師指導のもと、子どもたちが簡単に調理できる「くるくるサンドイッチ」「カップDE(デ)しゅうまい」「もみもみバナナミルク」の3品を協力して作り上げた。調理補助には幼稚園スタッフや山梨学院短大食物栄養科2年の学生も参加し、親子をサポート。子どもたちは保護者に手を借りながら包丁で食材を切ったり、具材を混ぜ合わせたりと楽しみながら調理を行った。参加した保護者は、普段家での様子とは違う子どもたちの笑顔に目を細め、親子で夏休みの楽しい思い出を作っていた。
「親子でクッキング」は山梨学院幼稚園子育て支援センターの子育て支援事業(施設開放・地域交流事業)の親子体験講座として今年で2回目を数える。昨年以上に人気を博し、募集開始からわずか1日で定員に達し、予定を変更し応募した50組の親子を午前と午後の部に分けて実施した。企画した山梨学院子育て支援センターの
山内淳子センター長は「子どもの頃に親子で楽しいクッキングなどの経験をすることで、食への関心を子どもたちに高めていってほしいと考えています。親子で楽しい思い出を作ってください」と挨拶した。講師は、山梨学院幼稚園給食主任で管理栄養士の
佐野英子講師が務め、調理補助には、幼稚園スタッフや山梨学院短大食物栄養科2年の学生も参加し、親子をサポートした。佐野講師は、調理手順を説明しながら包丁の使い方や野菜の切り方、調理のポイントなどを分かりやすく解説。なお、参加者には事前に食物アレルギーの有無を確認し、アレルギー除去食材の用意も行っている。説明のあと、参加者は実際にグループごとに分かれ調理を開始。子どもたちは保護者に手伝ってもらいながら、包丁で食材を切ったり、具材を混ぜ合わせたり調理を進めていった。適宜、幼稚園スタッフなどが巡回し、手助けや助言を行い、調理がスムーズにいくようサポートした。午前の部、唯一の男性参加者のお父さんは「普段は休日などに子どもと一緒に野菜を切ったり手伝いをしています。家族で一緒に参加できて楽しかった。家では引っ込み思案な息子もきょうは、積極的に動いていたのが見れて良かったです。また機会があれば参加したいです」と語った。およそ1時間半で料理は完成し、全員で手作り料理を頬張った。子どもたちからは、次々に「おいしい」という言葉が飛び出し、「家でも作ろう」と保護者に提案している姿も見受けられた。一通り食事が終わると、片付けに移り、食器洗いや調理器具の片付け、ごみの分別などを協力して行い、楽しい親子クッキングは終了した。
まだまだ残暑厳しい、山梨県甲府。いよいよ夏休みも終わり、幼稚園や学校も始まり、いつもの生活が戻ってくる。夏休み最後の思い出に参加した親子もおり、暑さに負けない子どもたちの笑顔が調理室にはあふれていた。昨年参加し、今年も参加した"リピーター"も多かった。何か一つのことに集中する真剣な眼差し、友達と協力して調理する姿、普段家庭では見ることのない子どもたちの表情や姿・・・保護者は子どもたちの一瞬一瞬の輝きに目を細め、成長を実感していた。
文、カメラ(Y.Y)
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