山梨学院パブリシティセンター
日本学生ショートトラック 最終日
〜山学大男子5年ぶりにインカレ優勝旗奪還〜
〜女子は一人だけの中口雪絵大活躍で準優勝〜

第35回日本学生ショートトラックスピードスケート選手権(インカレ)は10月21日、長野県南牧村帝産アイススケートトレーニングセンターで2日目(最終日)の競技が行われた。今年の総合優勝争いは、男女ともに大接戦となった。男子の総合優勝は、最終日最終競技の5000mリレーまでもつれ、学校対抗得点合計132点を獲得した山学大が優勝。1点差131点の大阪経済大が準優勝となった。山学大男子の総合優勝は5年ぶり通算17回目。一方、山学大女子は、去年までの5連覇に貢献した新海麻衣・北村優希ら4人が卒業し、中口雪絵一人になってしまったが、中口が500mで史上2人目の4連覇を達成させ、1000mでも3位に入り、神奈川大と同点の17点を獲得、上位入賞者数 の差で優勝は神奈川大、山学大が準優勝となった。
大会最終日の21日は、男女1000m予選・準決勝・決勝、男子3000m予選・決勝、それに男子5000mリレー決勝が行なわれた。山学大勢の成績は、男子3000m山浦大明(1年 長野・小海)4位、宮崎勇太(4年 熊本・文徳)6位、平田将之(2年 山梨学院高)7位。男子1000m與那誠一(3年 福岡・須恵)4位。男子5000mリレー(與那・山浦・宮崎・平田)2位。女子1000m中口雪絵(4年 山梨学院高)3位などとなった。山学大男子の上位入賞は、1日目1500mの山浦大明の3位だけで優勝はなかったが、下位入賞とリレーで得点を稼ぎ、5年ぶり通算17回目の総合優勝をチームワークで獲得した。女子は、去年までの5連覇に貢献した新海麻衣・北村優希・ 植田涼子・郷茉璃那の4人が卒業し、中口雪絵ただ一人になってしまったが、孤軍奮闘の中口が大活躍した。1日目の500mで4連覇(30年ぶり史上2人目、500mとしては史上初)を達成させ、2日目の1000mで3位となった。決勝レースで転倒に巻き込まれたための3位で、巻き込まれなければ、山学大は男女アベック優勝だった。たった一人で、あと一歩で6連覇のところまで持って行った。

学校対抗総合成績
男子
1位、山学大 132点。2位、大阪経済大 131点。3位、神奈川大 123点。4位、立命館大 73点。5位、同志社大 60点。6位、関西学院大 54点。

女子
1位、神奈川大 17点。2位、山学大 17点。3位、法政大 11点。4位、早稲田大 10点。5位、立教大 9点。6位、関西学院大 8点。

川上隆史監督は「5年前に優勝した時と比べると、全体の戦力的にはトップの選手が集まったわけではない。上位入賞は山浦の1500m3位とリレーの2位だけ、下位入賞で得点を稼いだ。優勝者がいなくて総合優勝したのは、史上初かも知れない。大会前、選手には「インカレは特別な大会、一人一人の力は劣っても、全員の力を合わせられれば勝てる」と話し、選手はその通り戦ってくれた。まさにチームワークの勝利だった。女子の中口は、高校から7年間山梨学院で頑張ってくれ、オリンピックには行けなかったが、インカレの大舞台で歴史を作ってくれた。男女ともに少ない人数で良く戦ってくれた」と男女それぞれの健闘を称えた。

文(M,I) カメラ(平川大雪)
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