
7階級のチーム代表戦で大学日本一を決める「平成24年度全日本学生柔道体重別団体優勝大会」が10月27・28の2日間開催で開幕した。北海道から九州までの9地区予選を勝ち抜いた全国52大学が兵庫・尼崎市ベイコム総合体育館に集結した。初日の27日は、男子は2回戦まで、女子は3回戦までが行われ、山学大は男女ともに勝ち進んだ。この大会の女子は4年前から始まり、山学大女子は毎年優勝候補と言われながら、この大会だけはまだ大学日本一を果たしていない。女子は4度目の正直優勝を胸に大会の地尼崎に乗り込んでいる。一方、昨年の男子は、優勝候補筆頭の東海大と準々決勝で大接戦を演じ、地方私学の雄として大いに気を吐いた。今年も4強の一角を倒す活躍が大いに期待される。
この大会は、男女ともに1チーム7人制、各階級のチーム代表で大学日本一を競う大学対抗団体戦。男子は第14回、女子は第4回となる。1日目女子の配列は、先鋒78s級、次峰63s級、五将48s級、中堅78s超級、三将57s級、副将52s級、大将70s級となった。山学大女子は、6月に行われる全日本学生柔道優勝大会(インカレ)は4度の大学日本一を獲得しているが、11月のこの体重別団体戦は、まだ優勝を果たしていない。今年こそ優勝を勝ち取る。2回戦からの登場で、2回戦は九州看護福祉大と対戦、余裕の5−1で勝利した。続く3回戦は、立命館大を下して進出してきた日大と対戦した。
女子3回戦≪山学大vs日本大≫ (10/27)於 尼崎市ベイコム総合体育館
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先鋒
78s |
次鋒
63s |
五将
48s |
中堅
78超 |
三将
57s |
副将
52s |
大将
70s |
山学大 |
濱田 |
佐野 |
山崎 |
山部 |
連 |
加賀谷 |
馬場 |
|
○
一本 |
○
一本 |
○
一本 |
○
一本 |
○
有効 |
○
一本 |
○
一本 |
日本大 |
小島 |
小林 |
藤本 |
石井 |
長野 |
野田 |
野田 |
山学大(7勝0敗)勝利
山学大は、2回戦・3回戦とも先鋒の78s級濱田尚里(4年 鹿児島南)が投げからの押さえ込みで合わせ一本勝ち、2試合ともチームに勢いをつけた。次峰の63s級佐野賀世子(1年 高岡龍谷)と五将の48s級山崎珠美(1年 三浦学苑)はともに1年ながら、抜擢に応えて一本勝ち。中堅の78s超級山部佳苗主将(4年 旭川大高)が開始7秒で大外返しを決めて、この時点で勝利が決まった。三将の連珍羚(3年 台北錦和)は激しい組み手争いから指導2で優勢勝ち、副将の52s級加賀谷千保(4年 藤枝順心)は大外刈り、大将の70s級馬場奈津美(3年 埼玉栄)は払い腰でともに一本勝ち、完璧の7−0で準決勝進出を決めた。準決勝の対戦相手は、昨年2回戦で対戦して敗れた東海大。山学女子は、リベンジを胸に明日の準決勝に向かう。
一方、1日目男子の配列は、先鋒73s級、次峰100s超級、五将81s級、中堅90s級、三将60s級、副将66s級、大将100s級となった。山学大男子は1回戦シードで2回戦から登場、1回戦で東海代表の名城大を下して進出してきた慶応大と対戦した。
男子2回戦≪山学大vs慶応大≫ (10/27)於 尼崎市ベイコム総合体育館
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先鋒
73s |
次鋒
100超 |
五将
81s |
中堅
90s |
三将
60s |
副将
66s |
大将
100s |
山学大 |
中村 |
鈴木 |
藤木 |
白石 |
小林 |
清水 |
梅崎 |
|
○
一本 |
×
引き分け |
×
引き分け |
×
引き分け |
○
一本 |
○
一本 |
●
有効 |
慶応大 |
鎌田 |
藤井 |
辻 |
郡司 |
小林 |
菅原 |
新藤 |
山学大(3勝1敗3分け)勝利
先鋒のエース73s級中村剛教(4年 京都共栄)が内股を豪快に決めて一本勝ち。次峰の100s超級鈴木誉広(2年 弘前実業)、五将の81s級藤木暢志(3年 汎愛)、中堅の90s級白石公康(1年 作陽)の3人は激しい組み手争いからの技が決まらず3連続引き分け。三将の60s級小林玄(2年 大牟田)と副将の66s級清水健登(3年 京都共栄)の軽量級2人が連続一本勝ちを収めて勝利が確定。大将の100s級梅崎雄太郎(1年 大牟田)は一本負けしたが、3勝1敗3分けで勝利した。28日の3回戦で中央大で対戦する。
文(M,T) カメラ(平川大雪)
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アルバム女子 |
アルバム男子 |